建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
全体 建築 プライベート 意匠 東日本大震災 Blanc-Co 尾崎100年学舎 足りない活字のためのことば展 戦争遺跡保存 劇団もしょこむ mori-to-tetsu 釜石大観音仲見世リノベーションPJ co-ba kamaishi 白血病からの復活(闘病日記) まちづくり アンビルト みちのく潮風トレイル 未分類 以前の記事
2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 2024年 07月 2024年 05月 2024年 03月 2024年 02月 2023年 11月 2023年 07月 2023年 06月 more... 最新のコメント
|
メンバーと話していて結成から9年、来年で10周年ということに気づき、驚いてしまいました。 原作・脚本は旗揚げ公演以来の、こむろこうじさんです。 8月頃にzoom会議をして、今年度の公演をどうするか相談した時、こむろ先生(学校の先生なので、慣例的にそう呼んでいます)も出席いただき、本を書いていただくことになりました。 テーマとキャストを決めて「あてがき」で書いていただきました。 あてがきとは、先にキャスティングをしてから、ストーリーを作ることです。 今回特殊だったのが、それぞれのキャストに「妖怪」を割り当てたことです。 遠野で世界中の妖怪が集まる、妖怪サミットが行われるという設定で、妖怪の「都会」である遠野に泊まれずに、田舎の橋野(釜石市)に泊まっている妖怪たちの物語という構想が、団長にあったのでした。 なんとなく、それぞれのキャストのイメージの妖怪、天狗、河童、枕返しなどが割り当てられ、本ができるのを待ちました。 10月には最初の稿が完成しました。 読んでみると、面白い! これはいい舞台になると思いました。 しかし、すぐに問題に気づきました。 私の役は琵琶法師。 琵琶がないとかっこうがつきません。 ネットで調べたところ、中古でも10万円以上するようで、買うのは現実的ではありませんでした。 レンタルもなさそう。 しばらくどうしようか悩むというか、公演はまだ先だったので、結論が出ず、放置していました。 メンバーからはギターでいいではないかという話もあり、一時はギターにしようと思ったりしていたのですが、ある時、ふと思いつきました。 「あの人なら持っているのでは?」 それは、鈴鹿の地元の方で、民族楽器を手広く演奏する、音楽家Mさんです。 Mさんのお家は古民家で、耐震診断などを通じて知り合いました。 その後、演奏会に誘われて行ったりして、仕事だけでない付き合いになっていたのですが、ある時、楽器部屋を見せてもらったことがあったのでした。 無数の民族楽器が置いてあって、もしかすると、あの中に琵琶があったのでは?と思いました。 メッセージをしたところ、筑前琵琶が2本あるとのお返事が。 さらに快く貸していただきました。 当時は筑前琵琶と薩摩琵琶があることとか、なにもわからなかったのですが、とにかく小道具として、本物の琵琶があれば素晴らしいと思いました。 12月にお邪魔して、無事、お借りすることができました。 もちろん琵琶を弾いたことはなかったのですが、ギターは弾いたことがあるので、同じようなものだろうと思っていました。 ところが、実際に触ってみると、かなり違うものでした。 私のイメージでは脚本に「ジャランと琵琶を鳴らす」と書いてあるところは、コードを弾けばいいと安易に考えていました。 しかし、YouTubeなどで演奏しているのを見ると、コードを弾くという場面はあまりありませんでした。 さらに、面食らったのはチューニングの仕方が、複数あるということでした。 例えば「平調」だと一絃~四絃が、それぞれミシミラ、「壱越調」だとラミレラとか。 そのためYouTubeの動画を見ても、どの調絃なのかわかりません。 もう一つ問題なのは、ギターでいうフレット(柱)ごとの音が、一つではないということです。 ギターは半音きざみになっていて、ただ押えるだけで、どんな音でも出せますが、琵琶は押える強さを変えて、3半音?ぐらい出さないと音が足りません。 強く押さえたり、弱く押えたりして、音を変えるのです。 動画を見てコピーしようと思ったのですが、そのあたりの指の動きとか、感覚がなかなかつかめませんでした。 これは大変だと思いました。 とにかく、毎日、動画を見ながら、触っていたという感じです。 劇中では、本格的な演奏をするわけではないので、いくつかのフレーズだけでも覚えようと思いました。 そんなわけでセリフは少ない役だったのですが、今回はとにかく琵琶を覚えるのがネックでした。 迎えた本番、不安しかありませんでしたが、多少はそれっぽく弾けるようになっていたので、失敗しても開き直るしかないという感じでした。 案の定、3回の公演中、満足に弾けたことは1回もありませんでした。 ただ、見ていた人に聞くと「そういうものだと思った」と言っていたので、まぁよかったのかもしれません。 ほとんどの人は、琵琶の演奏をあまり聞いたことないでしょうから、おかしくてもわからなかったという感じでしょうか。 さて、私の琵琶の話ばかりになってしまいましたが、他のメンバーのキャラクターや演技、演出、音楽、舞台美術などもなかなかよくて、アンケートを見ると面白いと書いてくださる方が多かったです。 主役のNさんは、団長の娘さんでした。 以前は子役で出たりしていたこともあったのですが、今は高校2年生になりました。 団長の指導を受けているだけあって、さすがの演技でした。 時がたつのは早いです。 ところで、演劇の面白いところは役者が「ギリギリ」であるところだと思います。 セリフが飛ばないか、動きを忘れないか、小道具を持って出るのを忘れないかなど、公演中は頭がフル稼働です。 余裕は全くありません。 もちろん演技力も大事ですが、それは経験があれば身に付くと思います。 出る前はもれなく緊張するし、逆に緊張しない舞台では張り合いがありません。 見る側も、役者がそういうギリギリで、全力を出しているところに感動するのだと思います。 私は今回の課題は、琵琶を劇中に弾くというところでしたが、他のキャストも初出演だったり、今までになくセリフが多かったり、けっこうギリギリだったと思います。 原作の面白さや演出だけでなく、そういうところも、評価(アンケートによる)につながったのではないかと思います。 こむろ先生も遠方から、来てくださって、本番を見て喜んでくださいました。 始まる前の、暗い舞台袖で待っている時間は他に例えようのない、緊張感です。 それを一緒に経験すると、仲間意識が強まります。 終わった後には、みんなでハイタッチです。 今回は、もともと大道具で役者でなかった私や、途中から入ったメンバー、新人さんなどが出演し、旗揚げ公演で出演した、団長とKさんが、音響照明をしていました。 2人はそのことが、感慨深いと話していたそうです。 釜石に新しい演劇文化を生んで、育てましたね。 本当は出たかったと思いますが、最近のメンバーはどういうものか役者志望が増えて、裏方がいなくなったという悩みもあるかも(笑) #
by 3839ttsy
| 2024-02-13 18:03
| 劇団もしょこむ
|
Comments(0)
えんむすびマルシェは、同商店街を盛り上げる目的で、2018年にはじまりました。 主催は釜石大観音仲見世リノベーションプロジェクト(左のカテゴリーに項目がありますので、興味のある方はご覧ください)です。 そんなに前からやっている割に、回数が少ないと思われるかもしれませんが、第4回は、2019年と、2020年の2回延期になっており、コロナ禍もあって、それ以降、開催していませんでした。 昨年、えんむすびプチマルシェという名目で、小規模なマルシェとフリーマーケットを開催しましたが、正式な(?)えんむすびマルシェは、2020年以来となりました。 実はラグビーワールドカップが開催された2019年秋に、ちょっとしたトラウマとなるような出来事と、マルシェの集客にも失敗し、経費が大赤字になるという2つのショックがありました。 翌年、気を取り直して企画したところ、新型コロナの最初の行動制限がかかって、また中止になり、それ以来、モチベーションが下がってしまいました。 そして、今年開催するにあたっても「4」というのが、なんとなく不吉な数字でもあったので、開催できるまで心配だったところがありました。 なので、昨年は「プチマルシェ」という名前で、ワンクッション入れたという感じだったのでした。 無事開催できたので、どうやら悪い流れは去ったのでしょうか!? さて、今回のマルシェでは、10店舗の出店と、フリーマーケット2ブース、メンバー直営店が5ブースと、釜石商工高校の2ブースの出店がありました。 出店数や、売り上げを考えると、前3回のマルシェと比べて、やや少ないぐらいだったのですが、一方で住民の方や、来場者の方に「昔を思い出した」というお声をいただくことが多かったようにおもいました。 なぜなんだろうと思って、今回と以前との違いを考えてみたのですが、まず配置が違いました。 以前は、商店街全体に散らばるように、ブースを配置していたのですが、今回は大観音の山門に近いところから両側に配置して、長さでいうと1/3程度にギュッと詰まった形になっていました。 そしてまた、今回初めて道路を横断するように「フラッグガーランド」を設置しました。 たぶん、そのあたりがにぎわっている印象を与えた原因なのかなと思います。 それにしても、リノベーション界隈で定番となっていた、フラッグガーランドの有能さには、驚きます。 こんな簡単な操作で、普段は寂しい商店街が、華やかになるなんて、コスパがよすぎですね。 最近ではリノベ物件だけでなく、新築の建売住宅にも飾られていたりしますね。 一体誰が最初に思いついたのでしょう? #
by 3839ttsy
| 2023-11-15 22:07
| 釜石大観音仲見世リノベーションPJ
|
Comments(0)
全国各地で、水害が起こる中、以前のようにかけつけるフットワークが衰え、なかなか行くことが出来てなかったのですが、比較的近いということもあり、1日だけボランティアに行くことに。 最初の土日ではあったのですが、ボランティアは100名近く来ていたように思います。 9時に受付が始まって、受付が終わるとリーダーになる人が立候補し、そのリーダーに9名の人が集まって、10名のチームが出来ます。 チームが出来たら、住所やボランティア内容が書かれた紙を受け取って、チームの中から車で来た人に車を出してもらい、分譲して現地に向かうというスタイルでした。 今までも10人で1チーム、リーダーを選出するスタイルのボランティアは、東日本大震災直後の陸前高田、2015年の常総市、2016年の岩泉や、2019年の釜石で経験していましたが、現地にはバスなどで送ってもらいました。 でも、自分たちだけで現地にいくというスタイルは初めてでした。 そして、今回もなるべく避けようと思っていたのですが、やはりリーダーに選出されてしまいました。 このリーダーはなかなか荷が重い… しかし、ボラセン(社協)のスタッフさんも、たくさんボランティアが来ると、世話が焼ききれないので、効率はいいと思いました。 本来は10人のチームなのですが、最後のグループだったため、人数が足りず7人のチームとなりました。 まず誰に車を出してもらうか決め、必要と思われる物資を積み、住所をたよりに2台で現地に向けて出発。 …と言いたいところでしたが、助手席に座ってナビしようとしたところ、グーグルマップに住所を入力しても、赤い目印が出ません。 何度やっても同じ、しかしもう一台の車は、すでに出発しており、早くもパニック状態に。 そちらに電話したところ「市役所の前の通りで、停車して待ってます」とのこと。 土地勘がないので「市役所の前の通り?」とまたパニックになりかけましたが、運転者さんが地元の方で通じました。 前の車を発見して、無事合流、そして落ち着いて調べたら、検索にひっかからない理由がわかりました。 「つるべ町」とひらがなで書いてあった部分を「釣瓶町」にしたら赤い印が出ました。 これで軌道に乗って一旦は安心したのですが、到着すると問題が発生。 そのお家には、ピンクのビブスを来た先行のボランティアさんたちが、作業の真っ最中。 これはもしや…そうダブルブッキングでした。 にわかづくりの災害ボランティアセンターではよくあることです。 渡された用紙に書かれた番号に電話すると「ここはボラセンではない。だけど担当者から電話させる」というお返事。 だったらそこの番号を書くべきですが、いつの時代もボラセンが大変なのはわかっています。 少し待っていましたが、バタバタして忘れられるのではないかと不安を感じ始め、ボラセンに戻ったほうがいいのでは?と思いました。 そして、移動しかけたところ、電話がかかってきました。 事情を説明すると、では別の場所を伝えるので、待機するようにと言われました。 それから待つこと20分、メンバーにも口には出さないが、不安と不満の色が見え始めます。 「先に弁当を食べましょう」というメンバーも。 すると、電話がかかってきました。 別の住所を教えられ、家具の移動があるので、そちらに行くようにと言われました。 今度は問題なく赤い印が出て、スムーズに現地につきました。 指定されたお家を訪問すると、70才前後と思われる男性と、その奥さんと思われる女性が出てこられたのですが、なにやら雰囲気がおかしい。 女性は最初「やることはない」とおっしゃいました。 こういうこともたまにあるのですが、家族の意見が一致していないのです。 あとで聞いて分かったことですが、男性のほうがボランティアを頼んで、水に濡れてしまって捨てるものを、外に出してもらおうと思っていたのだけど、女性のほうは分別がいるので、第三者に頼むつもりはなかったということでした。 とはいえ、結局、女性2名が家の中に入って、分別を手伝い、残りは家の外側の泥で汚れたサッシの溝などを、ぞうきんでふくなどして清掃するということになりました。 本来10時ごろからスタートするものなのですが、作業がはじまったのは11時をまわっていました。 普通、ボランティアは12時になったら、休憩して昼食をとるものなのですが、12時になってもまだ始まったばかりという感じだし、しかも間もなく終わりそうでした。 タイムキープもリーダーの仕事なのです。 しばらく様子をみようと思っているうちに作業が終わりました。 それが12時30分ぐらいでした。 帰るころにはお家の方も、「助かりました」と喜んでいただいたので、よかったと思いました。 ボラセンに戻ると13時を少し回ったぐらいで、作業終了の報告書を書くように言われました。 災害ボランティアは15時に終わるのが通例で、今から昼食の休憩を取って、午後の作業に行くというのは微妙な時間でした。 報告書を書いて、提出すると受付の女性に「お疲れさまでした」とにこやかに言われ、振り向くとそこにはメンバーは誰もいませんでした。 これはチームは解散したということなのかな?と思って、社会福祉協議会の建物の中に少し入ったり、外に出てぼーっと立っていたりしましたが、メンバーは影も形も見えません。 ボラセンスタッフからも何の指示もなく、これは終わりということか?と思ってボラセンを離れました。 実は終わってから行こうと思っていたところがあって、予定より早かったけど、そこに向かいました。 駐車場について、車の中で作業用の服も着替えたときに、メンバーから電話が。 「どこに行ったんですか?」と。 「えっ?」といやーな予感がします。 聞くとみなさんは、私が報告書を書いている間に、社会福祉協議会の建物の2階に案内され、そこで昼食を食べていたと。 2階が休憩所になっているなんて知らなかったのですが、そこから社協のスタッフさんに電話がかわって「どこにいるんですが?戻って来れますか?」と聞かれました。 「戻るのには15分ぐらいかかります」というと、作業は15時までで、待っていると時間がないので、6人で行ってもらうのでいいですと言われました。 そして「次に来るときは、チームをはぐれないようにお願いします」と怒られました。 というわけで、午前の作業も少ししかせず、午後は結果的にエスケープしたような形になり、いい年して怒られるという、なんとなくふがいない結果となりました。 リーダーとしても役に立たず、すいませんでした。 秋田市は見たところ人口も多いようで、被災した家屋はかなりの数にのぼると感じました。 その上、猛暑で濡れたものが腐りやすく、暑さのために作業もはかどらないことと思います。 ボランティアは今回の私のように(?)思ったように貢献できないこともありますが、被災された方からすると、助けに来てくれる人がいるだけで心強いのだと聞きます。 また、秋田市だけではなく五城目町というところも被害が大きかったようです。 私の体験談を読んで萎えることなく、行こうと思われていた方は、ぜひ現地に行っていただければと思います。 (写真はやややけくそ気味に、思い切って入ってみたライブハウス) 食べて応援、飲んで応援もアリだと思います! #
by 3839ttsy
| 2023-07-26 22:16
|
Comments(0)
最近、投稿してなかったので、そろそろ何か投稿したいなと思っていて、思いついたのが面白かった映画ランキング。 約9年前に、映画を見て英語(ヒアリング)を勉強しようと思い立ち、それから主にDVDをGEO釜石店でレンタルして、だいたい週1ペースで映画を見ました。 ざっと計算すると500本!?(え、そんなに見たかな?) その中から10本を選んで、発表いたします。 したがって、以下の映画は全て、ベースになっている言語が英語の映画となります。 また、その間に私が見た映画に限定されますので、意外に定番のものが入っていないという点は、あらかじめご承知ください。 マトリックスとかダイハードとかターミネーターなんかは、もちろん大好きですが、その前に見たので入っていません。 スターウォーズは、比較的新しいエピソード7以降は見ましたが、残念ながら選外です。 ネタバレは少々含みますが、決定的な部分は避けるようにします。 気になる方は、タイトルのみご覧ください。 それでは10位から1位までをカウントダウンで発表します! 元アメリカ大統領、ジョージ・W・ブッシュ政権時に、副大統領をつとめたディック・チェイニーを描いた伝記映画です。 年齢のせいかノンフィクションが好きなので、もちろん脚色はされているでしょうが、とても面白くて、知識としても有用かなと思いました。 この映画では、ディック・チェイニーが9.11テロ後のイラク戦争を主導した人物として描かれています。 ジョージ・ブッシュが、「アングラ―」と通称されるディック・チェイニーに、自分が大統領になったら、副大統領になってほしいと交渉するシーン。 ディックはある条件をつけます。 そこでフライフィッシングの映像が挿入されます… ここは釣り人には刺さるシーンだと思います! 未来世紀ブラジルのテリー・ギリアム監督の2018年公開映画。 現在82才だそうなので、当時は77才? 未来世紀ブラジルは面白いけど、古い映画なので、そんな高齢になってからの映画はどうなのかなと思ったのですが、めちゃくちゃハマりました。 主人公は上述のスターウォーズep7でカイロ・レンを演じた、アダム・ドライバー。 CM監督の主人公が、学生時代に撮ったショート・ムービーが、その出演者の人生を狂わせていました。 ドン・キホーテ役を演じたおじいさんは、それ以降、自分をドン・キホーテだと思うようになり、久しぶりに再会した主人公をサンチョ・パンサだと思い込みます。 そこから、荒唐無稽な旅が始まります …というか、映画が始まった時点から、なんだか登場人物が全員少しおかしい感じのする映画です。 展開も脈絡がなく、ハチャメチャで笑えます。 あとオルガ・キュリレンコが美しいです。 レオナルド・ディカプリオとトビー・マグワイア主演のほうです。 昔、ロバート・レッドフォードが主演したものもあるようですね。 ギャッツビーは名家の女性ディジーに恋をして、彼女とつりあう男になるために、お金を稼ぎ、そして彼女の気を引くために、かなり遠大というか遠回りな計画を立てます。 計画は成功し、大金持ちにもなり、ディジーと再会するのですが… ギャッツビーは奥手なんですね。 それなりに昔の映画で、食わず嫌いだったのですが、見てみたら好きになりました。 クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット主演の映画です。 ヒトラーがドイツを支配し、ゲッベルスがプロパガンダ映画で、民衆をコントロールしようとしていた時代。 フランスで小さい映画館を経営するユダヤ系の女性と、ユダヤ系アメリカ人などヒトラーに恨みを持つ人々で構成される、秘密部隊「イングロリアス・バスターズ」が、別々の方法でヒトラー暗殺を企てるという物語。 シリアスなようですが、ユーモアもあって、最後はもう歴史とかも無視して妄想全開という感じ。 振り切ってしまっているところに圧倒されました。 エマ・ストーン主演のミュージカル映画、言わずと知れた人気作品ですね! ハリウッド女優を目指す、ヒロインのミアがジャズピアニストのセブと出会い、それをきっかけにしてそれぞれの夢をかなえていくというお話。 まず、音楽、ダンス、衣装やインテリアなどの美術が素晴らしく、エマ・ストーンの演技は圧巻。 ミアが面接で、パリのおばさんのことを話す(歌う)クライマックスのシーンは、何度も見たくなります。 ラブ・ストーリーにとどまらず、成功のプロセスとしても、参考になる内容です。 邦題の表す通り主人公のメイソンが6才から、大学に入る年齢である18才になるまでを描いた映画です。 両親が離婚するなど、それなりに波乱の人生ではあるのですが、どちらかというとアメリカの平均的な家族を描いているように見えます。 アメリカの家庭事情にそれほど詳しいわけではないので、あくまでイメージですが。 でも、この映画にはある秘密があります。 初めて見たときは気が付かなかったのですが、2回目に見た時「あれ?」と思いました。 (ここで注釈ですが、英語ヒアリングのためなので、全ての映画を2回以上見ています) その秘密を知ると、全てのシーンが愛しく思えます。 流行言葉でいう「尊い」という表現がしっくりくる映画です。 エミリー・ブランドが演じるFBI捜査官ケイトが、メキシコの巨大麻薬組織に挑む物語。 …というと、単純な勧善懲悪の物語のようですが、話はもっと複雑。 エミリー・ブランドが主役なのですが、途中からベニチオ・デル・トロ扮するアレハンドロが主役なのではないかと思ってしまいます。 この映画で初めて知った俳優さんですが、存在感があって、めちゃくちゃ怖そうなおじさんです。 そして渋いですね。 映画はバイオレンスや戦闘シーンもありますが、アクション映画と違って、あくまでもリアル。 いつどこから敵がやってくるかわからず、緊迫感が常に漂っています。 一度見ると、忘れられなくなる映画です。 10位の「バイス」と同じアダム・マッケイ監督の作品。主演の1人もバイスと同じくクリスチャン・ベールであり、この雰囲気が好きなのかもしれません。 2008年に起こったリーマンショックをテーマにした物語です。 リーマンショックとはなんだったのか?それが作中にわかりやすくユーモアを交えて説明されています。 もちろんエンタメ要素も含まれており、内容が難しくて見飽きるということなく、最後まで目が離せない内容です。 リーマンショックを予見した複数の投資家にスポットをあて、同時進行で描いていくというスタイル。 投資家なら誰もが損害を被っただろう思っていた、史上最大級の金融危機で、むしろ利益を得た人たちがいた!? …というところが意外で面白いです。 低予算ながら絶大な人気を誇ると言われている(らしい)映画です。 7才の少女オリーブが、美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」に出場することになり、家族全員が一つの車(ワーゲンバス)で旅をするという物語。 家族はそれぞれに悩みや問題をかかえ、夢を持っているけど、なかなかそれに手が届きそうもない。 それぞれが、ちょっと変わっていて、成功を夢見る度合いが強いけど、普通の家族という感じです。 旅の途中で、車が壊れたり、喧嘩が起こったり、とんでもないハプニングが起こり「え、それで大丈夫なの?」という解決方法で切り抜けたりしつつ、どうにかコンテスト会場に到着。 そこでオリーブのとんでもないパフォーマンスが… 思い出しても心があったかくなる、ハートフルコメディです。 あと黄色いワーゲンバスがかわいい。 さて、堂々の1位は迷わずこれです。 4位のボーダーラインの後で見たのですが、あの怖いおじさんベニチオ・デル・トロの主演映画です。 ヨーロッパの火薬庫と呼ばれる紛争地域、バルカン半島のとある場所で活動するNGOの物語。 そう書くとボーダーライン同様、シリアスな内容に思えますが、こちらはユーモアもあり戦闘シーンなどはありません。 国境なき水と衛生管理団のチームは、ある集落の井戸に死体が投げ込まれ、水が使えなくなったという問題に取り組みます。 死体を引き上げるためにロープが必要となり、それをあちこち探し回るという内容。 実は今初めて知ったのですが、リーダーであるマンブルゥ(ベニチオ・デル・トロ)の古株の相棒ビーは、「ショーシャンクの空に」の主役ティム・ロビンだったんですね。 キャラが全然違うので、気づきませんでした。 なんというか、粗野でちょっと下品なおじさんという感じです。 ひとつ好きなシーンをあげると、ビーがガイドである現地の男性に 「昔はマンブルゥは怖かったが、奥さんに甘くなったのは年を取ったせいだ、わかるか?(うろ覚え)」 と語り口調で言うと、ガイドの男性はあっさりと 「ノー(いや全然わからん)」 と答え、ビーが真顔になるシーン。 笑えるシーンなんだけど、長く紛争のある地域の人と、平和な世界に住む人(少なくともベースは)との感覚の違いを表しているのかなと思いました。 また、この映画は、音楽がよくてパンクロックなど思わずテンションが上がる音楽がかかったり、ラストシーンでは古い音源(と思われる)の反戦歌が流れたりします。 あと、ウクライナ出身のオルガ・キュリレンコが美しいです! …以上になりますが、いかがだったでしょうか。 見てからずいぶん時間が経っているので、内容がうろ覚えのところもあり、間違っているところがあればご容赦ください。 オルガ・キュリレンコが美しいというのは、オチであり(事実ですが)、それが理由でランクインしているということではありません。 仮に出ていなくても、同じランキングになると思います(たぶん)。 ただ、こうして並べてみると、同じ俳優や同じ監督の作品に偏る傾向は、意識はしていなかったのですが、あるようですね。 何か映画を見ようかなと思われたとき、もしよければ参考にしてください。 #
by 3839ttsy
| 2023-06-12 13:58
|
Comments(0)
そしてこの度、重い腰をあげてコースを歩きはじめることにしました。 釜石市内の主要な峠越えや半島周遊コース以外は、実は全然歩いたことがありませんでした。 やはりそれでは盛り上げるにしても説得力に欠けます。 どこまで続くかはともかくとして、今年はまずスタート地点に立ってみようと思っていました。 そんな折に、渡りに船というか、妻が友人と歩くというので、便乗でスタートすることになりました。 なんとも締まらないスタートですが、そもそも人の運命というのは、他人からの影響によるところが大きいものです。 …なにはともあれ、昨日、八戸市のスタート地点、蕪島から約15㎞ほど歩いて南下しました。 同行者は妻と、妻の友人で私も親しくさせていただいているTKさん、そして最近、とある会合で知り合いになったSKさん。 なお、主催者はTKさんでした。 たまたまですが、TKさんも私と同じようにして、北からトレイルをスタートしようとしていたようです。 釜石の地形は言うまでもなくリアス式であり、そこを縦断するトレイルコースは峠ごえと、湾の奥にある町が交互に訪れます。 トレイルコースは海をみながら、全般的になだらかな起伏の道を歩く形になります。 大海原を眺めながら潮風に吹かれ歩く、まさに潮風トレイルという名前の由来であろう雰囲気を味わうことが出来ます。 気温も釜石より少し低いし、海の色、植生なども違う気がします。 同じ東北の太平洋岸でも200㎞近く離れているので、春の訪れにも時間差があるようです。 今回はスタート地点の蕪島から、インフォメーションセンターのある種差海岸経て、階上町の大蛇(おおじゃ)というところまで歩きました。 大量のウミネコが生息する蕪島神社、岩の混じる海岸、波の大きい磯、漁師の小屋を縫うようにして進むところ、昭和初期に作られた元軍事施設の葦毛崎展望台、鳴き砂の美しい大須賀海岸、種差海岸の海が見える広大な芝生のエリアなどの見所がありました。 葦毛崎展望台の近くにあるカフェテラスホロンバイル、海の見えるカフェでソフトクリームを食べ、種差海岸では、インフォメーションセンターの隣にある飲食スペースで、テイクアウトのサバサンドを買って、芝生で食べるなどしました。 ゴール地点は、はしかみハマの駅あるでぃーば。 鮮魚などを販売しており、妻はしめ鯖を買っていました。 コースからは少し外れますが、東山魁夷の「道」のモチーフになったスポットもありました。 同行のSKさんは、漁港に必ず書いてある「命に着せる救命胴衣」という標語がツボにはまったようでした。 コースを歩いて気が付いたのは、別荘とおぼしき建物が多いこと。 そこからも風光明媚なリゾート地であることがうかがえます。 食べ物もおいしいし、八戸は以前、旅行で2回行ったことがあったのですが、歩くことによっていいところだと再認識しました。 みちのく潮風トレイルは全長1000km以上あり、今回歩いたのは15㎞程度。 このペースだと66日以上かかります。 どこまで行けるか(途中で断念するか…)わかりませんが、続きもいずれ歩きたいと思います。 #
by 3839ttsy
| 2023-04-02 17:46
| みちのく潮風トレイル
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||