建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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今回の作は釜石市の隣の大槌町在住で、プロの作家のたておきちはるさん。 初めてお願いするのですが、これまでの作品の要素を、少しずつ盛り込んで一つの物語を作ってほしいと無茶ぶり。 それを期待をはるかに超える内容で、仕上げていただきました。 実は昨年が結成10周年だったのですが、特に10周年らしいことをしなかったので、今年やろうということになり、そういうお願いをしたのでした。 また、会場もこれまでは釜石市民ホールのホールBという小さいほうの会場でやっていたのですが、今回は本格的な会場である、ホールAでやってしまおう!ということになったのでした。 勢いって怖いですね。 会場費は高いし、照明もすごく高いところにあったり、数も多いので、照明スタッフが何人もいて、一日がかり。 その分、人件費もかかる。 いつものお客さんの数では、とてもペイできないということで、広報もいつもの何倍も労力を使いました。 また、会場費もさることながら、これまで作ってきた舞台とは、空間の大きさが違いました。 これまでのように、部屋の壁を2m前後のパネルで仕切ったのでは、上の余白が多すぎる空間になりそうでした。 そこで私が考えたのが、上のたれ幕まで届く、長い布を使うこと。 木材で壁などを作るより、比較的安くできるので、以前から布を使うことが多かったのですが、とはいえそれだけ長いと布も安くはない。 もちろん予算も多くは使えません。 しかし、一つ心当たりがありました。 釜石大観音仲見世リノベーションプロジェクトのメンバーに、インテリアの仕事をしている人がいて、売り物にならなくなった、カーテン生地があると聞いていました。 それなら比較的安く購入できるのではないかと。 相談したところ、そういうことならと、期待よりはるかに安い値段で購入させていただけることになったのでした。 (釜石製綿さま、本当にありがとうございました) その問題は、それで解決しそうでしたが、もう一つ気になったのが、長い布(=壁)を単に直線的に垂らすのでは、単調すぎるかもしれないということ。 それを解決するために考えたのが、宙に羊を浮かべることでした。 物語の中に、羊が一匹、羊が二匹と数える、古典的な入眠法にちなんだセリフがあったのでした。 ちなみに、羊は劇団もしょこむのシンボルマークです。 結果、羊そのものというよりは、羊にも雲にも見えるようなものを浮かべようということになったのでした。 では、この羊とも雲ともつかぬものを、実際にどうやって作るかということまでは、私は考えついてはいなかったのですが、その前に団長のけいこさんが、妙案を考えていました。 それは風船をつかうこと。 布団袋に風船を入れ、上に白い金網を入れる。 その布団袋に、使わなくなった布団の綿を縫い付けるというアイデア。 金網を入れるのは、吊り下げるための釣り糸を結ぶためです。 団長やメンバーの、こういう創造力にはいつも驚きますし、とても刺激になります。 見に来てくださった方には、どう映ったでしょうか。 さて、今回の作品では、このところのレギュラーメンバーに加えて、立ち上げメンバーで、今は東京でプロの俳優業をしている、かんのゆうかさんもフルで出演。 これまでは直前に来て、音響などを手伝ったり、少しだけ出演したりしていましたが、今回は10周年記念ということで、早めに帰ってきて練習に参加することに。 さらに、現在高校生で、俳優志望の森美恵さんも出演。 森さんは、すでに今関あきよし監督のショートムービー「シグナルとシグナレス」に主役として、出演しています。 今関あきよし監督は「アイコ十六才」や「釜石ラーメン物語」を撮っている方です。 アイコ十六才は、富田靖子さんが有名になるきっかけとなった映画で、私も記憶にあります。 すごいですね。 ホールAで、プロの書いた作品を、プロの俳優たちと共演するということで、もしょこむにしては珍しくというか初めて、本番前はピリピリしましたが、それだけに見ごたえがある内容になったのではないかと思います。 ちなみに、私もセリフは少ないですが、恐れ多くも、そんな中に一応出演しました。 今回もいい経験をさせていただきました。 もしょこむは小さな劇団だけど、所属していると、こういう(?)普通なら体験できない、面白い体験ができます。 演劇をやろうなんて思ったことはそれまで一度もなく、11年前(当時43才)にはじめて、成り行きで関わることなった世界ですが、知らなかったら人生損するところでした。 「もし夜が来なくても、夢を見る。」は前述したように、前8作の内容を少しずつ盛り込んだような内容で、その点でも感慨深いものがありました。 (ちなみに、題名にも秘密が隠れています。わかりますか?) ご来場いただいた皆様、ご協力、ご支援くださった皆様、ありがとうございました。 #
by 3839ttsy
| 2026-02-24 15:36
| 劇団もしょこむ
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以前の投稿で、本屋をはじめるということを書きましたが、元旦にプレオープンしました。 古本の仕入れを陸前高田で古本を扱っている、山猫堂さんにお願いしていて、それが12月30日に届いたので値付けをして並べました。 まだ全部ではなく、正式オープンのとき予定している本の1/3ぐらいの分量です。 釜石大観音仲見世商店街は、元旦が1年で一番人通りが多いので、この日をのがすともったいなんですよね。 31日にタイトルを記録して、値段をつけるのが思いのほか大変でした。 本以外にも、今年は焼き芋の販売をしました。 昨年はテスト的に無償で提供していたのですが、今回は保健所の届け出などの必要な手続きをして販売を行いました。 本屋の名前は、タイトルにあるとおり”またたび書店”です。 立地的に観光客が多いところなので、どういうニーズがありそうか考えた結果、旅の本を扱うのがいいんじゃないかと、妻と相談して決まりました。 また旅にいきたくなる本の書店、というわけで”またたび書店”ということになりました。 釜石大観音仲見世には地域猫(もとは捨て猫)がいて、餌をもらいにくるので、それにもイメージがあうかなと。 前回の投稿で書いた通り、またたび書店は無人販売になる予定なので、セルフレジが届くのを待って正式オープンになります。 (発注したのが30日ですが、当の会社が休みなので納期は不明) なので、日程は未定なのですが、おそらく3月になるのではないかと思います。 準備ができたら、その時オープンというゆるい感じですね(←大丈夫か?)。 ロゴマークの”本屋ねこ”のオリジナルグッズなども考えております。 #
by 3839ttsy
| 2026-01-02 11:47
| 釜石大観音仲見世リノベーションPJ
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復興工事もひと段落し、設計の仕事がなくなったため、鈴鹿で仕事をしないと仕事がない状態に。 すると、やはり鈴鹿にいないといろいろと不便なこともあるんですね。 設計は比較的、リモートでも出来るところはあるのですが、とはいえまだまだ現地にいるほうが強いという感じです。 そんな事情もあり、以前、ロータイドの事業でDIYを行った、LIFULL FaMさんの時と比べて、Crush onたすいちさんのDIYには、あまり時間をかけられなくなっていました。 なお、(合同会社)ロータイドとは宮崎建築事務所とは別に、釜石大観音仲見世を再生するための事業をする会社として、立ち上げた会社です。 LIFULL FaMさんと、Crush onたすいちさんとは、そのロータイドが建物を購入、改修して賃貸している物件に入居していただいている、事業者さんということになります。 LIFULL FaMさんには2022年、Crush onたすいちさんには2024年から入居していただいています。 ちなみに、わずか2年の差ですが、工事費も材料費も高騰していて、なかなか予算が厳しい現状もありますね。 そのCrush onたすいちさんの物件、一応今年の1月にはオープンしたのですが、実は貸主として宿題が残っていました。 借主さんとは親しいこともあって、甘えていたところもあったのですが、建物の裏にある倉庫の改修が出来ていなくて、使用できない状態だったのでした。 物件を購入した段階では、わりと簡単に直せるんじゃないかと思っていたのですが、手を付けはじめてみると、そう簡単ではありませんでした。 倉庫は敷地の傾斜に合わせて、高さが2段になっているのですが、下側のほうがだいぶ荒れた状態でした。 なぜそんな状態だったのか、だんだんわかってきたのは、一つは屋根の雨漏れの問題。 もう一つは、雨水の排水の問題でした。 屋根のポリ波板に穴があいていて、雨漏れしていたのと、屋根に樋がなくいったん外に落ちた雨水が、内部の地盤のほうが低いのため、中に入ってきてしまっていたことでした。 それで常時、湿潤状態になり、木が腐ってしまっていたのでした。 次に雨どいを設置し、裏の排水溝に流れるようにしました。 これで、水が入ってこなくなったと思ったら、今度はどこからともなく水があふれだすようになりました。 何事かと思ったら、老朽化した水道管に穴が開いて、そこから水があふれだしていたのでした。 この顛末については、借主さんはじめ、ご近所の方にもご迷惑をおかけしたのですが、詳しい話は省略します。 ともかく、どうにか復旧されました。 水の問題が解決したと思われたところで、内部のDIYに入りました。 まずは解体。 もともとは床があったようなのですが、くずれて原型をとどめなくなっており、それに半分のっていた棚もかたむいている状態でした。 一部、昔のお土産物などもまだ残っていて、ドロドロになったそれらと床を撤去。 時には、床の下から、大量のカマドウマが出てきて悲鳴をあげたりしましたが… 壁に打ち付けられていた棚も撤去し、内側に張ってあった、薄ベニヤも撤去。 すると、中の柱や間柱は、下の方が腐っており、土台はほとんどなくなっていました。 うーむ、これはなかなか… 中のものを大方撤去し、次に整地をしました。 …というか、整地は借主さんが、私が不在の間にほとんどしてくださいました(汗) ちなみに、この辺りの作業をしていたころは、夏で、猛暑のために作業が1日1時間ぐらいしかできませんでした。 夏も現場で作業している作業員さん、本当に尊敬します。 整地まで終わった状態で、しばらく手が付けられなかったのですが、先日、ようやく材料を発注して、床組のDIYをしました。 ちょっと寒いほうがDIYも楽です。 自分で床を組んだのは初めてでしたが、やってみたら、そんなに難しいものではありませんでした。 屋根を直している時から、どうやってやろうかなと悩んでいたのですが、案ずるより産むがやすしでした。 鋼製束はレベル調整が簡単で、便利なものですね。 腐っていた土台の部分は、取り替えたところもありますが、基本的には柱に間柱を添えて、新しく作った床にのせるという形にしました。 教科書的には、これはNGですが、実体的には屋根も壁も軽量だし、本体に取りついた下屋のようなものなので、問題ないとかんがえています。 というわけで、引き渡しから1年以上経ってしまいましたが、裏の倉庫も使っていただけるようになったかなと思います。 大変お待たせいたしました。 #
by 3839ttsy
| 2025-12-15 16:17
| 釜石大観音仲見世リノベーションPJ
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前回の投稿のマルシェなどをしている釜石大観音の仲見世で、当社はco-ba kamaishi marudaiというコワーキングスペースを運営しています。 もともとお土産屋だった建物を買い取ってリノベーションを行い2018年にオープンしました。 その中でも、通りに面する部分は観光客などが入れるように、その一部をギャラリースペースと称して、美術展やポップアップショップなどが出来る空間としていました。 しかし、実際には稼働率が決して高くなく、地域おこし協力隊の人にたまにポップアップショップをしてもらったり、地元のクラフト作家さんが人が多い元旦だけ利用したりという程度でした。 小規模な美術展も行える想定でしたが、実際にあったのは一回だけ(過去の日記)でした。 それが一昨年前にようやく、思い描いていたことに近い形が実現。 ジュエリー作家のhitakami Jewelryさんが、毎週土日、定期的にポップアップショップをしてくれるようになりました。 ところが、残念なことに…いやおめでたいことに、そのジュエリー作家さんは10月に結婚して、内陸の花巻に引っ越すことになりポップアップショップは終了しました。 せっかく仲見世にお店が出来たのに、またさびしくなってしまう、そこで、思い切って長年やりたいと思っていた本屋を始めることにしました。 そもそも、人にやってもらおうとするのが難しいのであって、自分でやるべきだったのかも。 本屋をやりたいと思ってはいましたが、問題になるのは人件費です。 メディアでもよく報じられていると思いますが、日本人は本を読まなくなってきており、本屋は斜陽産業と言われています。 前提条件として、本はあまり売れないと考えたほうが間違いありません。 もう一つは原価の問題です。 本は原価率が高く、出版社が売る値段を決めていて、小売店に値段を決める裁量が与えられていません。 一方で売れなかった場合、出版社に返本できるという安心材料もあります。 そのために、利ざやが多くないんですね。 従って、ある程度の数を売らないと、人件費や家賃、その他の固定費が捻出できないということなのです。 数を売らないと採算が合わないのに、本の売り上げは下がっているから、本屋が成立しなくなったというわけなのですね。 では、その問題があるのに、どうして本屋をすることにしたかというと、無人販売が出来ると考えたからです。 ヒントになったのは、X(旧ツイッター)で知り合った、九州の建築士の方の事業です。 その方Oさんは、長崎で空き家を借りて宿泊施設にして、無人管理で運営されています。 Oさんの構想は、その周辺の空き家を使って、宿泊施設だけでなく、物販やエンタメ施設、飲食店など一体的な観光拠点を作るというもののです。 その一環として、新たに無人のコンビニを作ったということを、Xの投稿で知りました。 Oさんは今の事業を始める前は、中国で設計の仕事をしていたのですが、中国ではすでに無人のコンビニがあることは知られていますよね。 だから、抵抗なくはじめられたのではないかと推測します。 それを見て「あ、そうか、本屋も無人でやればいいんだ」と思ったのでした。 自社物件なので家賃はいらないし、人件費もかからなければ、経費の大半はいらなくなります。 売上が少なくても、成り立つ可能性が高いと考えたのでした。 無人と言っても、ある程度管理は必要と思いますが、私が三重にいて不在の時は、コワーキングで働いている(私の仕事とは別で)妻に手伝ってもらえるということもあります。 ちなみに妻はフリーライターで、文章を書く仕事をしているということもありますが、私よりはるかに本を読んでおり、本の作者にも詳しいので、選書するのにも頼りになります。 というわけで、無人販売の本屋をはじめる準備をしています。 本棚は無用になった家庭用の本棚や、木箱などをいただいて活用し、購入費を抑えようと考えています。 本の仕入れは、新刊本は前述の通り原価が高いので、古本も交えることにしました。 今本を選んだり、インテリアを考えたり、ロゴを考えたりするのが楽しいです。 グッズ販売なども考えています。 オープンは1月を予定していましたが、融資や仕入れのタイミング、古物商の許可、キャッシュレス決済会社の審査の進行状況によって、思ったように進んでないところもありますので、2月かもしくは3月になるかも… ともあれ、もうことはだいぶ進み始めているので、途中でやめるということはなく、いつかオープンはすると思います~ #
by 3839ttsy
| 2025-11-26 09:43
| co-ba kamaishi
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主催の釜石大観音仲見世リノベーションプロジェクトは、活動を始めてから今年で10年となります。 過去の日記をさかのぼったところ、2015年5月31日に、第1回会議を行っていました。 ちなみに、今回のマルシェ直前の会議が89回目でした。 不定期で行っていますが、だいたい年平均9回ぐらい会議しているようです。 最初のイベントは、えんむすびマルシェではなく「納涼流しそうめん祭り」でした。 今チラシを見返してみて、気が付いたのですが、出店がハピスコーヒーさんと、それでいいん屋さん。 ステージイベントが劇団もしょこむ(私が所属している劇団なので、敬称は略)。 今回のえんむすびマルシェでも、ハピスコーヒーさんに、ご出店いただき、それでいいん屋さんは、前回の投稿の Crush onたすいち という、実店舗を持つことに。 10年経っても、なんだか全然変わってないことに気が付きました。 変わっていないというか、一周回って元に戻ったというか。 不思議でもありますが、必然のような気もします。 とはいえ、変わったことはたくさんあって、最初の会議をした、お食事処若さんは閉店。 仲見世に住んでいる人も、少しずつ減ってきています。 sofo cafeや、ゲストハウスあずま家は、一度オープンしましたが、再び閉店しました。 一方、コワーキングスペースのco-ba kamaishi marudaiや、子育てママさんのワークスペースLIFULL FaM、そしてcrush on たすいちの建物をリノベーションして、活用することが出来るようになりました。 そして、えんむすびマルシェのほうは、2018年から開催しています。 第4回目が、台風とコロナ禍で2度延期になり、しばらくやっていなかったのですが、コロナ禍が終わったこともあって、3年前から再開し、今にいたります。 7回目ともなると、ある程度、特に出店者様には知られるようになったのか、当初はメンバーが出店誘致していたのですが、今回はインスタグラムの募集でエントリーしていただく出店者様が、半分以上になりました。 定着しつつあるのは、嬉しいですね。 えんむすびマルシェという名称は、さまざまなご縁が生まれる場所を作るという目的で、そのようになっています。 出店いただいたみなさまから、お客様とのご縁や、出店者様同士のご縁があったと言っていただくことも多く、とてもうれしいことです。 今回は10周年ということで、お餅をついて、お振舞させていただきました。 ボランティアで資材の貸し出しと餅つきをしていただいた、緑仁舎さま、ありがとうございました。 小雨が降る中、お越しいただいた皆様、ご出店いただいた皆様、劇団もしょこむのメンバーのみなさん、ありがとうございました。 そして、釜石大観音仲見世リノベーションプロジェクトのメンバーの皆さん、お疲れ様でした。 これからも、よろしくお願いいたします。 #
by 3839ttsy
| 2025-06-04 16:35
| 釜石大観音仲見世リノベーションPJ
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