建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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釜石では醤油で有名な藤勇さんの新商品です。 醤油だけでなく、味噌も製造されていて、その味噌を使った商品です。 私は初めて藤勇さんの醤油を知ったとき、そのおいしさに衝撃を受けました。 それは仮設商店街のあるお店で、お刺身を食べた時。 その活動(?)が実ってか、以前、ウチの所員だったNくんは、今でもお取り寄せしているそうです。 少し話がそれましたが、その藤勇さんと、その後ご縁があり、釜石大観音仲見世リノベーションプロジェクトの活動を一緒にさせていただいたり、最近では改修工事の設計などもさせていただいたりしています。 でも、それ以前から、縁があって、それは2年前の「足りないかつじのためのことば展」(以下かつじ展)にさかのぼります。 話が複雑になるので、細かい説明は省きますが、その縁が、この商品の開発につながったようです。 …「ようです」というのも、私はタッチはしていません^^; 関係していたのは、かつじ展の主催をしていたSさん。 東京のシェアキッチンを利用しているみなさんと、藤勇さんをつなげて、共同で開発されたそうです。 さらに、ロゴマークには、かつじ展のきっかけとなった、ある印刷会社さんにあった木版を使用。 いろいろとストーリーのある商品が出来たと思います。 しかし、まだあります。 なんとその商品が、岩手うんめぇ~もんグランプリ2016で優秀賞を取ったそうです。 本当に素晴らしいストーリーですね~ 肝心のお味のほうは、甘いパウンドケーキに、マーブル状に味噌が入っていて、そこを食べると味が変わります。 一言でいうと、とてもおいしいです。 これは、また新たなる、お取り寄せ商品の誕生ではないでしょうか!?幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 ▲
by 3839ttsy
| 2016-08-09 18:10
| 足りない活字のためのことば展
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![]() 6月に住田町で、巡回展を行って以来でした。 足りない活字のためのことば展(左のカテゴリ参照)の作品です。 まだ正式に公表は出来ないのですが、とある事情で、今は住田町に保管されてあった作品に、本日、再会することになりました。 不思議なもので、しばらく間を開けて見る活字と版画の作品は、最初に見た時の印象と違った雰囲気をかもしていました。 こうして、見るたびに新たな発見があるということが、そのものの持つ、懐の深さゆえと思います。 改めて、この作品を、より多くの人に見ていただきたいと思いました。 いずれ、ご紹介することになると思いますが、まずは水面下で動きがあるということを、ご報告したいと思います。 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 ▲
by 3839ttsy
| 2014-10-27 23:15
| 足りない活字のためのことば展
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ある程度の予備知識が必要な話になりますが、もしよろしければ、左側のカテゴリにある「足りない活字のためのことば展」を、読んでいただくと、よくわかるかもしれません。 始まりは、2年ほど前にさかのぼります。 釜石に引っ越してから、時々、ボランティアセンターに登録して、ボランティアをするようになりました。 そのうちに、よく一緒にボランティアをしていた方から、「チーム023」に入らないかと誘われます。 釜石でボランティアをしているグループで、全国に100人近いメンバーがいて、その人がリーダーなのだということでした。 正直、その時は、どういうことなのかよくわかりませんでしたが、入ってみることにしました。 それから何回目かのボランティアの時に、全国から大ぜいのメンバーが集まった日がありました。 その時に、一人の女性からメンバーの証として「023」のロゴの入った、日本手ぬぐいをいただきました。 その女性は帰る間際で、ほとんど話をするヒマもなかったのですが、長野のデザイナーさんがデザインした手ぬぐいであるという情報だけ覚えていました。 それからさらに、半年ほどたって、メンバーの連絡コミュニケーション用に、私が管理人となってFacebookページを立ち上げることになりました。 Facebookページのイメージ画像は、デザインがステキだった日本手ぬぐいにしました。 その時に、ページに「いいね」を押していただいた人と、友だちになりました。 それが、把握できないくらい多く、知らない人もたくさんいました。 そのせいだと思うのですが、ある時からタイムラインに、とてもオシャレな看板などをデザインしているデザイナーさんの投稿が現れるようになりました。 メガネをかけて、ヒゲを生やし、帽子をかぶった、太田さんという方でした。 Facebookを立ちあげて、さらに半年ほど後、ある女性が、東京で展覧会をするという告知を、チーム023のページに投稿しました。 それは、1年ちょっと前に、日本手ぬぐいをくれた人でした。 ここでちょっと話をはしょりますが、その展覧会とは、前述の「足りない活字のためのことば展」。 そして、告知を投稿したのが、チーム023のメンバーであり、ボランティアで片付けに入った印刷屋さんから、活字を持ちかえった坂井さんだったのでした。 それから、またしても半年あまりが過ぎ、今度は釜石とは関係ない、鈴鹿での出来事。 地元の空家を保存する活動をしようと、ある人物から相談を受けており、仲間を増やして、具体的な話をし、いよいよ実際に動き出そうとしていました。 その人物とは、以前の日記に「有言実行の人」として登場した、清水屋さんの山野さん。 それから数日後、山野さんからメールが届きました。 あるところで、古い建物をリノベーションして、活用している事例があるので、良かったら見てくださいとリンクが貼ってありました。 それはNHKのNEWS WEBという番組でネットナビゲーターをされていたこともある、コミュニティデザイナーの山崎亮さんが担当する、ネットローカルニュースの中の1ページでした。 内容は、長野で街づくりを考える異業種ユニットの対談記事。 その記事を読んでいくと「ん?あれ?見たことのある人が写真に写っている?」。 それは、Fackbookでいつの間にか友だちになっていた、デザイナーの太田さんでした。 ここでまたちょっと話をはしょりますが、なんと、この太田さんこそ、チーム023の手ぬぐいをデザインした人であり、足りない活字のためのことば展の、坂井さんの友だちだったのでした。 そして、長野で街づくりを考える異業種ユニットとは、昨日の日記に書いたボンクラさんのことだったのでした。 その偶然がすごいのか、またしても活字の神様の縁結びなのか、坂井さんの顔の広さがすごいのかわかりませんが、そんなわけで坂井さんに仲介の労を取っていただいて、このような企画が実現したのでした。 余談ですが、手ぬぐいの023のロゴは、よく見ると人が「0」「2」「3」のポーズをしたシルエットを組み合わせているのですが、そのモデルの方にも、カネマツでお会い出来ました。 以上、長い話をお読みいただき、ありがとうございました~^^; ▲
by 3839ttsy
| 2014-07-23 19:44
| 足りない活字のためのことば展
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母が言うには「高校生の時から死ぬまで」読んでいたそうです。 子どもの頃から謎だったのが、背表紙にある象形文字のようなもの。 4年前に父が他界して、ウチの人間は誰も読まなくなったので、それ以来、購読は途絶えて久しかったのですが、ワケあって今月号を購入。 久しぶりに、あの謎の象形文字と再会しました。 変わらぬデザインで、ノスタルジックな気持ちになりました。 …とここで思い出しましたが、あの謎の象形文字、そう遠からぬ過去に見ました。 今回、突発的に文藝春秋を購入したこととも関係あるのですが、足りない活字のためのことば展にまつわることでした。 5月に釜石みんなの家かだってで開催された朗読会(過去の日記)で、詩人の方々とともに東京からいらっしゃった方と、名刺を交換させていただいたら、その方がなんと文藝春秋の社員さんだったのでした。 名刺にもやはりあの、謎の文字がありました。 謎の文字のことはともかくとして、なぜ、今月号の文藝春秋を買ったかというと、足りない活字展の主催者のお一人、馬喰町ART+EATの武眞理子さんが、展覧会のことを書かれていたからです。 こんな由緒ある雑誌に載ってしまうなんて、やっぱりすごい活動なんですね~ なんだか、主催されている皆さんと、親しくしていただいたのが、恐れ多いことだったような気がしてきました^^; ▲
by 3839ttsy
| 2014-07-11 17:35
| 足りない活字のためのことば展
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昔の印刷物が好きな坂井さんや、文学に造詣の深い、ま~ぶるの松田さんは大興奮。 牛乳箱の一件(過去の日記)では、感覚の違いが現れましたが、こちらはガッチリと一致したようです(笑) 初めは私も興味はあるものの、印刷にも、文学にも、ついでにいうと近代史にも暗い私は、そこまでエキサイティングな気持ちにはなっていなかったのですが、ある文芸誌の1ページを見て、にわかにテンションがあがりました。 それは、明治時代に発行された、中学文壇という文芸誌。 鈴鹿市には佐佐木信綱記念館があり、その隣に生家が保存されていたりするので、その辺りで触れる機会はあるのですが、こんな風に、全く違う場所で名前や作品を見るのは、実は初めてでした。 正直、どれぐらいの活躍をした人なのか、あまりよくわからないところがありましたが、偶然に見つけた雑誌の巻頭を飾っているところからすると、なかなか有名な人だったのかなと思いました。 ところで、この日記を書くために、ちょっとウィキペディアなどを検索してみたのですが、佐佐木信綱記念館などで使われている「佐佐木」という表記は、後年に訪中した際に、中国には「々」の文字がないことを知ったために、変更したそうです。 だから、この雑誌ではまだ「佐々木」という表記になっているんですね。 そして、さらにもう一つ、発見したことがあります。 この出来事のあと、ま~ぶるの皆さんと、昼食を食べに行って、そこで住田町のケーブルテレビのニュースなどを見ていたのですが、その中に住田町出身で、若くして亡くなった歌人の紹介番組がありました。 その方は、名前は忘れてしまったのですが、現在、NHKの朝のドラマで放送されている「花子とアン」の登場人物のモデルである、柳原白蓮の弟子だったそうです。 仲間由紀恵さんが演じる葉山蓮子さんですね。 私は葉山蓮子さんが実在の人物と思わなかったし、それほど有名な人とも思わなかったのでビックリしました。 そして、話はそこで終わらず、ここに来て、またしても住田町と私の地元との意外なつながりが(過去の日記)。 やはり先程のウィキペディアで明らかになったのですが、柳原白蓮は、なんと佐佐木信綱の弟子だったのですね。 ということはつまり、ケーブルテレビで紹介された住田町の歌人は、佐佐木信綱の孫弟子ということになるわけですね。 やや遠いつながりのような気もしますが^^;またちょっと親近感が深まりました~ ▲
by 3839ttsy
| 2014-06-30 12:05
| 足りない活字のためのことば展
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釜石と合わせて2ヶ月にわたる展覧会が終わり、とりあえずはひと段落ということになりました。 展示物が全て取り払われると、なんとなく空虚な感じになり、一抹の寂しさを覚えます。 ただ、個人的に一番力を入れて、設営にも時間がかかった照明器具が、そのまま残ることになりました。 私が配線を外し始めると、坂井さんからストップがかかって、そのまま寄贈することにしたのでした。 今後、行われるイベントなどに有効利用していただけるといいですね。 私としても、今回行ったことの痕跡が残るようで、良かったと思いました。 お世話になった皆さま、会場に足をお運びいただいた皆さま、本当にありがとうございました。 ▲
by 3839ttsy
| 2014-06-29 22:56
| 足りない活字のためのことば展
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アマゾンで注文し、昨日の朝、受け取ったのですが、夜11時頃から読み始め、午前2時過ぎに読み終わりました。 本を1冊、一日で、しかもほとんど休憩もなく、読んだのは久しく記憶にないことです。 事前に、ある程度の予備知識があったこともあるかもしれませんが、その他の要因としては、読み心地の良さというものがあると思いました。 登場人物はそれぞれ、幸せでない境遇、中でも1人はとてつもなく過酷な運命を背負った境遇の持ち主なのですが、使われている言葉や風景が、柔らかく優しい雰囲気で、暗い雰囲気を感じません。 題名の「あん」というのは、本の表紙に描いてある女子学生の名前かと思いましたが、そうではなく、手に持っている食べ物に関わることでした。 つまり、どら焼きの「餡」でした。 餡をめぐる物語でもあることが、柔らかく優しい雰囲気を作っているのかもしれません。 いつも、本の感想を書くときは、おかまいなしにネタばれをしてしまうのですが、この本に関しては、ぜひ読んでいただきたいと思うので、内容についてはここまでにしたいと思います。 この本を読むことになったきっかけは、最近、この日記によく書いている、足りない活字のためのことば展でした。 以前の日記に、釜石みんなの家かだってでの、朗読会のことを書きましたが、その時、いらっしゃっていた、詩の提供者のドリアン助川さんの著書なのです。 実は、この展覧会に関わるまで、ドリアン助川さんを存じ上げなかったのですが、有名な方なのですね^^; その関係で、主催者の方などに、この本がよかったということを聞いたということもあるのですが、もう一つは、住田展の時に、現物が展示してあって、その装丁にひかれたということもあります。 実際に手に取った、紙などの質感もよくて、そういう点でも読み心地が良かったような気がしています。 ドリアン助川さんの詩や文章には、展覧会や朗読会を通して、触れることになったのですが、朗読会の状況をフェイスブックに書いてらっしゃるのを読んだ時、表現力の素晴らしさに驚きました。 同じ体験をしているのに、自分とはなんて違うのだろうと思いました。 …当たり前だとは思いますが^^; ドリアン助川さんは小説家であると同時に、詩人であるということも関係しているのだと思います。 私は詩というものをほとんど理解せずに、この歳まで来てしまったようなところがありますが、ここに来て初めて、言葉を使った芸術なのだと、知ることになったのでした。 「あん」を読んでも、やはりそのようなことを感じました。 ▲
by 3839ttsy
| 2014-06-28 08:47
| 足りない活字のためのことば展
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川沿いにある蔵や、昭和8年に作られたという昭和橋、メインストリートや、神社などを歩いてめぐりました。 そして、その途中に、チェーンソーアートをされている方の工房を見せていただきました。 そこで、関東方面からいらっしゃったKamaishi Letterpressのみなさんをはじめとする、広告、デザイン、アート関係の方々(全て女性)が、強い興味を示したのが、写真の牛乳瓶を入れる箱。 5、6名で箱を取り囲み、「すごくステキ!」と口々に言いながら写メを取り始め、「開けていいですか?」と、そーっと箱を開けて、中を見たりしていました。 確かに、今となっては珍しい、ノスタルジックな感情を呼び起こすものではありますが、正直、私は何がそんなにステキなのか、わかるようなわからないような感じでした。 昨日の夕方、帰る時に、住田の皆さんにお見送りをしていただいているとき、その場に居合わせた方がポツリと「あの牛乳の箱のことが、未だに不思議」とつぶやいていて、思わず吹き出してしまいました。 それと同時に、なんだかよくわからなかったのが、私だけじゃなくてよかったと思ったのでした~^^; ▲
by 3839ttsy
| 2014-06-23 22:25
| 足りない活字のためのことば展
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気仙茶とは陸前高田で作られている、北限のお茶で、一般には出回っていない、希少なお茶なのだそうです。 「北限の茶を守る気仙茶の会」の前田さんの講演と、実演があり、来場されたみなさんに気仙茶がふるまわれました。 住田町の井戸水を南部鉄瓶で沸かし、講師の前田さんの美しいお手前(?)で淹れられたお茶は、なんとも贅沢なお味でした。 お茶会が終わった後、前田さんに気仙茶のルーツを教えていただきました。 諸説あるらしいのですが、そのうちの一つが、個人的に気に入ってしまいました。 それは、陸前高田に、お伊勢参りに2回行ったという人がいて、その人が、種を持って帰ってきたという説です。 鈴鹿市やその周辺は、伊勢茶の産地なのですが、伊勢参りの時に入手したとなると、行き帰りの道の途中でもあるし、その近辺で入手した可能性があると思われるからです。 まぼろしの気仙茶が、私の地元のお茶の末裔(?)だと思うと、なんだかエキサイティングです。 もし、そうだったらいいなぁと思ったりしたのでした。 さて、釜石展、住田展と好評を博した、足りない活字のためのことば巡回展ですが、明日でいよいよフィナーレ。 巡回展は、一旦お休みの予定です。 2ヶ月間、とっても楽しい思いをさせていただきました。 なんだかちょっと寂しいような気がします。 釜石には10月の釜石まつりに合わせて、再び戻ってくる予定です~ ▲
by 3839ttsy
| 2014-06-22 20:50
| 足りない活字のためのことば展
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昨日の朝から設営に入り、今回は深夜になることもなく(過去の日記)、晩ご飯の前には設営を終えることが出来ました。 今回の会場は、明治時代に建てられた蔵です。 初めて住田町に来て、運営主催の図書環境コーディネーター「ま~ぶる」さんと打合せした時は、会場はまだ決まっていなかったのですが、蔵が候補に挙がっているということでした。 予算の関係で難しいと言われていたのですが、ま~ぶるのみなさんは、熱意がすごいので、きっとその通りになるのではないかと思って、密かに期待していました。 2回目の打合せの時に、泉田家二番蔵が会場に決まったと聞いて、個人的にがぜんやる気が出ていました。 しかも、行ってみると会場は蔵の2階で、何も置かれていない、広々とした空間でした。 まさに展示にうってつけの空間で、次の週にすぐに建物の実測に行って、まだ頼まれてもいないのに、レイアウトを考えました(笑) ずっと前から、美術展の会場作りみたいなことが、やってみたかったんですよね~ また、個人的に思っていたことを実践出来るチャンスでもありました。 それは、照明器具だけで、どんな建物でも、ステキな空間に早変わりさせることができるという仮説でした。 谷尻さんの事務所は、その1年ぐらい前に引っ越しをしたそうなのですが、昭和の中頃に建てられたと思しい鉄骨造のビルで、トークイベントが行われた3階は、仕上げを撤去したのか、鉄骨やブロックがむき出しになっていて、廃墟のようだったのでした。 しかし、そこに美術館で使われるような、高性能のスポットライトがついているせいか、不思議なほどにスタイリッシュな空間になっていたのです。 その後、ある新築の物件で、照明器具がスポットライトだけの部屋というのを見たのですが、それがまた、不思議なほどにオシャレで、スポットライトの演出効果の高さを感じました。 それまでの感覚では、全体を明るくするベースの照明があって、スポットライトはアクセントに使うものだと思っていたのですが、ベース照明をなくすことで、未体験の空間が出来ることを知ったのでした。 今回の展覧会では、予算の関係で高性能スポットライトというのは使えませんでしたが、低廉なクリップライトのみで、照明計画をしようと思いました。 そもそも、蔵の2階には照明器具がなかったのですが、それがむしろ功を奏しました。 結果的に、蔵の雰囲気も引き立ち、作品も見やすい、いい鑑賞空間が出来たのではないかと思います。 ただ、私は電気工事は出来ないので、市販の延長コードで配線しましたが、その辺りの部分は、素人仕事ということで、見ないでいただけると幸いです^^; 作品や展示物のレイアウト計画も、ほぼ提案通りにさせていただいて、好き放題させていただいたという感じです。 とっても、楽しかったです。 釜石展の限られたスペースに、工夫を凝らした展示も良かったですが、今回は広さが段違いで、一つ一つの作品を、じっくりと鑑賞できるスペースになっていると思います。 見逃した方、もう一度ゆっくり見たい方は、ぜひ、住田会場へ足をお運びください。 なお、1階には、地元のみなさんのチェーンソーアートの作品や、絵画の展示があり、物販もあります。 ![]() そちらも合わせて、かなり充実した内容になっています。 それと、もう一つ会場が蔵でよかったと思うことは、どうやら思ったより早く梅雨入りしたことです。 ご存知のように、蔵というのは、収蔵物の保存のために、天候に左右されない環境を保つように考えて作られているため、湿気の多い梅雨の季節でも、比較的快適な環境が保たれていると感じました。 今日は一日雨で、ずっと会場にいましたが、設営が終わったので、私のすることは特にないのに、いることが出来たのも、その快適さによるものだったのではないかと思います。 ▲
by 3839ttsy
| 2014-06-08 21:41
| 足りない活字のためのことば展
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