建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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![]() なぜLEDに猜疑的かというと、見ると目がチカチカするというところが一番でしょうか。 LEDは指向性の強い光源で、そのままでは、蛍光灯や白熱球の代わりとしては、とても使えるようなものではありませんでした。 とはいえ、その指向性の強さと、エネルギー効率の良さを認めないわけではなく、特徴を生かして、スポットライトや外灯にはいいと思っていました。 居室の中の全般照明は、従来の照明器具のように、周囲に光が拡散するものが適しています。 しかし、LEDの性質はそういうものではありません。 さらに、以前は、LEDの照明器具は、従来の器具よりも高かった。 ところが、4,5年前からだと思いますが、従来の照明器具とあまり変わらないぐらい安くなり、またたゆまぬ企業努力により、光の拡散性もよくなりました。 そうなると、電球が切れない、電気代が安いなど、ランニングコストも含めて、LEDのほうがいいということになります。 そして、種類も以前より豊富になり、カタログに載っているものも、半分以上がLEDになりました。 そんなわけで、2年ほど前から私もあっさり降参し^^;今はほとんどLEDの器具で設計しています。 今日は鈴鹿で設計させていただいた住宅の現場を見に行きました。 間もなく完成で、照明器具や設備機器もほとんど設置済みの状態でした。 そこで、気になったのは、洗面化粧台の鏡についていた照明です。 洗面化粧台は、一般的に鏡の上に照明がついていて、以前はだいたい蛍光灯でした。 蛍光灯の時代は、それなりの大きさがあったのですが、こちらはスイッチを入れるまで、照明器具がついているのかどうかわからないような形状でした。 薄いというか、どこが光るかわからないというか。 それでふと思いました。 これ以外の単独の照明器具は、ダウンライトやスポットライトやシーリングライトなど、蛍光灯や白熱灯をベースにしたデザイン、形状のものになっています。 LEDはそれらのものとは全く違うものだし、そもそも電球などを取りかえることを前提としていません。 (LED電球や蛍光管を模したLEDのものもありますが、新規で取り付ける照明器具は、ほとんどそういった取替式ではありません) ということは、そういう形状にする必要はないんですね。 ではなぜ、そういう形状なのかというと、デザインする側も使う側も、急にはLEDに適した形状をイメージできないからだと思います。 でも、これからはこの洗面化粧台についているもののように、LEDに適した、今まで見たこともないような形状のものが出てくるだろうなと思ったのでした。 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 ▲
by 3839ttsy
| 2016-01-21 18:57
| 意匠
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![]() co-ba気仙沼さんに置いてある椅子は、イームズがデザインしたイームズチェアなのですが(ハーマンミラーの本物は高いので、たぶんジェネリック?)、その中に「これは探していた椅子では!?」と思うものがあったのでした。 それはアームシェルのロッキングタイプ。 5,6年前にふと、パソコン作業用の椅子は、紙にペンで何かを書いたりするのを標準作業として設計された椅子とは、違うものであるべきではないかと思いました。 パソコンでの入力作業は、字などを書くときのような背筋を伸ばした体勢でなく、ちょっとリクライニングしたぐらいでも出来るんですよね。 そうすると、姿勢が悪くなって、腰を痛めてしまうのではないかと思ったのでした。 そして腰を痛めないためには単にリクライニングするだけでなく、座面も傾いたほうがいいと思いました。 それで、いろいろな椅子を探したり、自分で設計しようかと思ったりしていました。 (現にそれは今もしようと思っていますが) 鈴鹿の事務所の椅子として、同じくイームスのアルミナムチェアを使っているのですが(過去の日記)、それも同じ理由です。 アルミナムチェアは、確かに背もたれと座面が一体になっていて、全体を傾けることが出来るのですが、実はあまりしっくりきませんでした。 アームシェルのロッキングタイプは、設計意図は違うかもしれませんが、やはり一体になった背もたれと座面を傾けることが出来ます。 そして、アルミナムチェアより、ちょっと座面が低いのです。 ここがポイントで、アルミナムチェアは、傾けた時に、ふとももの裏の、膝に近い部分に負担がかかってしまうのですが、こちらは、それがないんですね。 そして、肘掛がFRPで一体になっていることで、ひじなどの当たりも柔らかい感じがします。 ロッキングチェアとは盲点でした。 そもそも、最近はあまり見かけないですよね。 仕事でロッキングチェアとは、ちょっとふざけている感じもしないでもないですが、もしかするとパソコン作業には、かなり実用的かもです。 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 ▲
by 3839ttsy
| 2016-01-16 11:41
| 意匠
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![]() 石川県で活動されている、澤山輝雄さんの作品展です。 今日の10時から展覧会が始まるという情報を得ていたので、11時ごろに行ったのですが、まだ澤山さんが着いたばかりだったそうで、作品がまだ、車の中でした。 山田さんのFacebookページで、午後からに訂正されていたそうなのですが、気がついていなかったのでした^^; 私が早くも見に来てしまったため、澤山さんが慌てて、車から作品を出そうとするので、なんだか申し訳なく、荷降ろしだけお手伝いさせていただきました(笑) 荷物を運びこむと、展示する前に、一つ一つ解説していただいたので、むしろラッキーだったかもしれません。 例えばiPodをつなげることの出来るアンプやスピーカーだったり、LEDを使ったセンサーライトだったり。 単なる飾りやインテリアではなく、機械的であったり、実用的であるところも特徴でしょうか。 見た目はどれも、とってもキュートなのですが、よく見ると意外なアイデアに溢れていて、とても楽しい作品ばかりでした。 近くにいらっしゃる方で、ご興味のある方は、ぜひ足をお運びください。 場所は橋野どんぐり広場の隣で、7月6日までのようです。 おすすめです。 橋野ECOハウスのリノベーションもずいぶん進んでいて、偶然なのかどなたかが意図したのかわかりませんが、とても作品にマッチする空間になっていました~ ▲
by 3839ttsy
| 2014-07-04 18:53
| 意匠
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パラパラと見ていたら、先日、東京の表参道で見た建物が掲載されていました。 知らなかったのですが、圑紀彦さんの設計なんですね。 建物の形状もさることながら、個人的に注目したのは、隣(と後ろ)のTOD'S表参道ビルと、デザイン的に調和を保とうとしているところです。 色とか素材感を合わせているように見えます。 TOD'S表参道ビルは、伊東豊雄さんの設計で、結構業界では有名な建物です。 最近の建築デザインの傾向は、このように単体で自己主張をするだけでなく、周辺の建物との調和を意識することが、主流になってきているような気がします。 ▲
by 3839ttsy
| 2013-12-30 11:47
| 意匠
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![]() 夕方頃に、突然「信じられないと思うんですけど…」と話し始めました。 Tさんは事務所内で、クロックス風のサンダルを履いているのですが、それと同じようなサンダルを以前に買って、車に置いていたそうです。 ところがLLを買ったのに、履こうとしたら大きさが半分ぐらいに縮んでしまって、履けなくなっていたと言うのです。 その時点では、確かに信じられないような話だったので、何かちょっと大げさに言ってるんじゃないかと思って、話半分ぐらいで聞いていました。 すると、Tさんはしゃべっているうちに興奮してきたのか、車から取ってくると言って、走って階段を下りて、外へ出て行ってしまいました。 しばらくするとそのサンダルを持って戻ってきて、事務所内でいつも履いているサンダルと並べました。 確かに大きさが全然違います。 Tさんは履こうとしても、足が入らないことを実演するのですが、それを見るまでもなく、どう見ても入らなさそうな感じです。 女性用ぐらいの大きさなのです。 しかし、縮み方は一様ではないようで、左右で若干大きさが違います。 そして「買った時はもっと大きかったんです!」と言いながら、裏のLLという文字を見せてアピールしていました。 ちなみに、値段は300円か400円ぐらいだったそうです。 私は、サンダルが縮んだことも、その値段も、Tさんの必死なアピールも、なんだか可笑しくて笑ってしまいました。 でも、イマイチ信じられないような気がするし、Tさんの行動や言動が面白かったので、ちょっと意地悪く「もとからこんな大きさだったんじゃないですか?」と聞いてみました。 するとますますTさんは興奮して、「いや買った時は確かに履けたんですよ!ほらだってLLですよ。LLがこんなに小さいわけないじゃないですか!」と言います。 それで、一旦は私も、内心では少し疑いつつも(笑)「へぇ不思議なこともあるんですねぇ」と言い、Tさんも「やっぱり安いものを買うとダメなんですねぇ」と自己完結していました。 ところが、その後、なんとなくインターネットで調べてみたら、本家のクロックスが同じように縮んだという事例がたくさん出てきました。 Tさんと同じように高温の車の中に置いていたら縮んだと、ブログで書いている人もいました。 どうやら、クロックスの素材は熱で収縮する性質があるようです。 ということは、本物ではないにせよ、素材としては同じものだったということで、安いからダメだったというわけでもないんですね。 私は、それを知ってますます可笑しくなったのですが、Tさんは「本物でも縮むんだから仕方ないんですね…」と、やや意気消沈していました(笑) なお、タイトルは知る人ぞ知る(?)、マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の中のセリフでした~ 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 ▲
by 3839ttsy
| 2013-10-24 21:26
| 意匠
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![]() 時々、点灯していないことがあるのです。 最初はかなり戸惑って、ゆっくり近づいたのですが、一定の距離まで近づくと、ふいに青信号が点灯していることがわかります。 何度か通ってみて、それがどういう原理か、遠いところからだと見えない信号なのだと気が付きました。 それも青信号だけです。 黄色や赤は普通に見えます。 傘というか囲いのようなものが、青のところだけ四角くなっているんですね。 どうしてそういう仕組みにしたのか、イマイチよくわかりません。 スピードを出さないようにするためでしょうか。 今朝、事務所に行く時、いつもは通らないのですが、ちょっと見たいところがあったので、その流れで白子駅の前を通りました。 すると、その石薬師の信号と同じものがついていました。 ここは少し前に信号が出来たばかりで、歩いてはよく通るのですが、車で通ったのは初めてでした。 どういう基準で、このタイプの信号になるのでしょうか? 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 旧ホームページ 新ホームページ ▲
by 3839ttsy
| 2013-09-15 17:08
| 意匠
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![]() 実に震災の少し前です。 今まで使っていたイスが壊れて、知り合いの鍛冶屋さんに溶接で直してもらったのでした。 読み返してみると、その頃から買い替えようと思っていたようです^^; しばらくは問題なく使っていたのですが最近またギィギィいうようになってきたので、いよいよ買い替えることにしたのでした。 それが写真のイス。 イームズのアルミナムグループチェアです。 イームズとは工業デザイナーであり、建築家でもあった人で、途中からは夫婦でイスなどのデザインを多く手掛けています。 このイスは半世紀も前に作られたものですが、そんな風には見えず、むしろ新しい感じのするデザインです。 その存在を知って、どうしても欲しくなり、ジェネリックのものを探したりしたのですが、やはり本物でないと意味がないと思って、6月頃についに注文しました。 ちなみに、会社の経費では厳しいので、自前です^^; 生前、前社長である父が、時にはちょっと無理してでも、分不相応なものを持つべしと言っていたので、それを思い出しました。 これに座って仕事をすれば、能率があがって、元が取れるだろうという算段ですが、果たして首尾よくそのようになるでしょうか? アメリカのハーマンミラー社のオンラインショップで注文したのですが、注文があってから生産するそうで、届くまでに2ヶ月半ぐらいかかりました。 先月の末頃には家に届いていたのですが、釜石にいたので、昨日、ようやく対面することが出来ました。 ちなみに、お店などで展示してあるのも見たことがなく、実物は初めて見ました。 見れば見るほど惚れ惚れするようなデザインです。 座り心地は、体にフィットしていい姿勢を保つことが出来、とてもゆったりとして楽です。 後ろに体重をかけると、全体が傾いて、リラックス出来るようになっています。 背もたれが倒れるだけでなく、座面が上がるので姿勢そのものは保ったままで、腰に負担がかかりません。 これこそ、私が求めていたイスという感じです。 最近、一般的なオフィスチェアでも、こういうタイプが出てきましたが、実は昔からあったんですね。 見た目もそうですが、改めて、イームズの時代を大きく先取りする、先進性のようなものを感じました。 これに座って、これからもっと仕事がんばります~! 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 旧ホームページ 新ホームページ ▲
by 3839ttsy
| 2013-09-14 19:26
| 意匠
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![]() 夕方、近くの文房具屋さんに行って、これを見つけて衝動買いしてしまいました。 ウォールストーリーというシール状の商品です。 ファブリック地で出来ていて、クロスの上にも貼れるし、貼ってからはがすことも出来ます。 基本的にはスイッチの周辺に貼って、何らかの光景(ストーリー?)を作り出すためのものですが、ウチの事務所ではエアコンの操作パネルの上に貼ってみました。 いろいろなパターンがあるのですが、これは男の人が何かの上に登ってきて、そこにいた猫が逃げるという図のようですね。 ユーモアがあって、楽しいですね。 ![]() 数百メートルにわたって、いろいろな情景をイメージしたウォールアートがあるのですが、随所に猫のシルエットが出てきます。 もしかすると何か関係が? それはともかく、ちょっと事務所が楽しい雰囲気になったような気がして、気に入りました。 所員には「また、おかしなことやってるなぁ」とか思われるかもしれませんが…^^; 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 旧ホームページ 新ホームページ ▲
by 3839ttsy
| 2013-09-13 20:16
| 意匠
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![]() 何のお店だろう、こんなオシャレなお店があったかな?と思いましたが、いつも見ているお店でした。 ショーウィンドウのようになっているのは、額縁がちょっと深いけど、普通の窓。 上の額縁にスポットのダウンライトがついていて、ロールスクリーンを下げると、ショーウィンドウに早変わりというわけです。 そして、そこに観葉植物を一つずつ置いているんですね。 ぱっと見ると、都会の深夜の高級ブランドのお店のようにも見えます。 ちなみに、このお店は美容院で、普段はロールスクリーンが開いていて、中が見えます。 閉店してからしばらく、ロールスクリーンを閉めて、照明をつけてディスプレイのようにしているみたいですね。 開店している時は通常の窓として機能し、閉店後はショーウィンドウに早変わり。 中を見せないためのロールスクリーンを、外へ見せるための装置として使う発想といい、素晴らしいアイデアですね~ 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 旧ホームページ 新ホームページ ▲
by 3839ttsy
| 2013-08-30 19:54
| 意匠
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![]() こちらは熊野市の鬼ヶ城センターの前に出来た、水産物の販売所です。 まだオープンしていないのですが、建物はほぼ完成しています。 ![]() この建物は、私が前に勤めていた会社の同期の同僚が工事をして、その奥さんが天井画をサービスで描いたのだそうです。 OSBという下地合板をあえて素地で使用し、その上に魚の絵が描いてあります。 なかなかリアルな絵で、想像力をたくましくすれば水槽の下の水のトンネルをくぐるという、水族館もかくやという風情です。 墨で描いたそうですが、こういうことが出来るのは本当にスゴイですね。 その奥さんは、私の日記には何度か登場しているのですが、高校で美術を教えていて、自らも大きいキャンバスの絵を描いたり、インスタレーション集団の代表をされている芸術家なのです。 (過去の日記:波田須アートフェスティバル開催中 探していたモノ) 旦那さんが工事をしている建物に、奥さんが絵を描くなんて素晴らしいですね。 しかも、素晴らしい仕上がりです。 雰囲気がぐっと良くなっていますね~ 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 旧ホームページ 新ホームページ ▲
by 3839ttsy
| 2013-08-14 20:55
| 意匠
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