建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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この映画をついに見ることになりました。 この映画の名前を知ったのは、椎名誠さんのエッセイでした。 確か「風にころがる映画もあった」という本ではなかったかと思いますが、違う本かもしれません。 しかし、私は普通、2つ以上の理由がないと行動を起こしません。この本を読んだのは、10年以上も前のことでした。 2つ目の理由は、始まりは、今話題の「ダ・ヴィンチ・コード」でした。 この本を読んだのは、2ヶ月ぐらい前、そう、金沢21世紀美術館を見に行く電車の中でも読んでいましたねぇ。 ダ・ヴィンチ・コードは、いろいろな面、特に知識の面で、興味をそそられるものでした。ルーブル美術館、ヒミツ結社、レオナルド・ダ・ビンチ、アイザック・ニュートン、オプス・デイ、十字軍、イエス・キリストのことなど。 読んでみて思ったのは、「私って何にも知らないなぁ^^;」ってこと。 で、特にキリスト教のことを、一般知識として、ちょっとくらいは知っていなければならぬ、ということを感じたのです。 例えば、ルーブル美術館に飾ってあるものも、キリスト教の絵画が多いようなので、仮に、現地に見に行ったとしても(行けないけど)、聖書の逸話を知らないとわけがわからなくてつまらないかもしれないというわけです。 で、同様に、昔、ギリシャ神話のことを知るために、最初にお世話になった、阿刀田高さんのエッセイの力をお借りすることになります。 同氏の、「旧約聖書を知っていますか」と「新約聖書を知っていますか」というエッセイを読みました。ユーモアがあって、とても読みやすかったです。 そしてその後、メルギブソン監督の「パッション」を見(これもなかなか衝撃でした)、もっと何かないのか~と探していたときに「バーン!」と登場したのが、ベン・ハーだったのです。 それで「おお!あのシーナさんが書いてたヤツか!」となったわけです。 ところで、阿刀田さんのエッセイを読んだとき、「旧約聖書~」があることを知らず、先に「新約聖書~」のほうを読んでしまい、予備知識がなくて、どうも意味がわからないなぁ、と思っていました。あとで、「旧約聖書~」のほうを読むと合点がいくところがいくつかありました。 この2冊はセットと考え「旧約聖書~」のほうを先に読んだほうがいいようです。 失敗しました。 で、ようやく「ベン・ハー」のことなのですが、多少は予備知識があって、「戦車競争」が最大の見せ場だということは知っていたのです。 DVDを見始めると、まずはローマの公衆浴場みたいなところから始まります。 そこへ、アラブの商人のような人が入ってきて(ち、違うかも・汗)、「今度の戦車競争で賭けをしようではないか」とローマの隊長と思しき人に提案します。ローマの隊長は賭けに応じます。 そして、場面は変わり主人公ベン・ハーの登場。 白い四頭の馬を一頭一頭なで、声を掛けます。 ほどなくして、最大の見せ場との呼び声高い、戦車競争の始まりです。 敵のローマの隊長と顔を合わせ、互いに威嚇し合います。 どうも、物語は始まったばかりで、人の名前も、人間関係もイマイチ定かでないのに、早くもクライマックスっぽい雰囲気です。 途中から見ちゃってるのかなぁ、と思ってもそんなことない。 ははーん、さては、ここから、過去の経緯に戻るパターンだな、と思うけど、競馬はどんどん進み、宿敵(らしき)ローマ人を、文字通り蹴散らし、ローマ人は血まみれ。 ベン・ハーは優勝します。そして、かの有名なローマのピラト総督が、優勝者のベン・ハーに月桂樹の冠をかぶせます。 負けたローマ人は死の床で、ベン・ハーを呼び出し、「オマエの母と妹は、業病にかかり死の谷にいる、果たして見分けがつくかな?フフフ」と言って死亡。 その後、ベンハーは死の谷に行き、まぁいろいろあるのだけれど省略し、母と妹を連れて、キリストに病気を治してもらいに行くのです。 しかし、あろうことか、その日はキリストが十字架に掛けられる日。 オーマイゴッド! ジーザスクライスト!本人だがね なんと間の悪いことでしょう! 結局、母と妹は助けられず、二人は虚しく死の谷に帰っていきます。 ところがです! キリストがお亡くなりになったあと、嵐が吹き、稲妻が光って、母と妹の体が全身痛くなります。そうしているうちに「あら?あなたの顔」「あら、お母様こそ」とア~ラ不思議、顔に出来た出来物のようなものが、キレイさっぱりなくなるのです。 かくして、母と妹はすっかり元気になって家に帰り、ベン・ハーと抱き合ってハッピーエンド。 …って、あれ? これってやっぱりおかしくないですか? あまりにも、全てのことが唐突過ぎます。 時間も短いし… 「おかしい、おかしい」と思って、良く見たら、DVDがもう一枚あるではありませんか! やってしまった!! その後、1枚目のほうも見ました。 面白かったですよ…いや、ホントに。 映画界に残る傑作というのもうなづける。 ちゃんと見れば、もっと面白かったと思いますけども… (有)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2006-06-03 15:36
| プライベート
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