建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
全体 建築 プライベート 意匠 東日本大震災 Blanc-Co 尾崎100年学舎 足りない活字のためのことば展 戦争遺跡保存 劇団もしょこむ mori-to-tetsu 釜石大観音仲見世リノベーションPJ co-ba kamaishi 白血病からの復活(闘病日記) まちづくり アンビルト みちのく潮風トレイル 未分類 以前の記事
2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 2024年 07月 2024年 05月 2024年 03月 2024年 02月 2023年 11月 2023年 07月 2023年 06月 more... 最新のコメント
|
<過去の記事> Blanc-Coの立ち上げメンバーである、株式会社清水屋の山野くんに工事を依頼して、まだ少し残工事もありますが、先月引き渡しされました。 古民家のリノベーションは、思ったより時間がかかることもわかりましたが、まだあまりチャレンジした人もいない(と思う)事業が、かなり実現に近づきました。 金額も一般的な中古の買取再販物件や、建売物件と比べて、高すぎることはないと思っています。 後は、購入されるお客様が現れることを祈るばかり… ちなみに、今回は1棟目ということで、手探りのところもあり、この値段になっていますが、徐々にデザインによってさらに付加価値をつけて、ブランディングしていきたいと思っています。 良質なリノベーション古民家が増えて、住民も増えれば、白子や寺家の町の文化や、経済状態がよくなる。 そこまで続けられればいいなと思っています。 今回もご苦労を掛けたと思いますが、古民家の工事は、新築工事と比べて、昔の技術を持った職人さんの手が必要です。 大工さんをはじめとして、左官屋さんや、建具屋さんなど。 新築だと、もちろん大工さんは入りますが、そもそも木が表面に現れていないので、仕事の内容がだいぶ違います。 建具も枠もほとんどが既製品で、建具屋さんの出番はないし、壁はクロスで、土壁を塗ったりする左官工事もありません。 そうなると、職人さんがいなくなってしまいます。 日本の職人さんの技術は高く、外国の人からは驚かれます。 その技術がなくなってしまうのは、惜しいですよね。 私の出来ることはわずかですが、少しでも技術の保存の機会を作ることができたらと思います。 もちろん古民家を保存することそのものも、伝統文化の保存になるはずです。 白子や寺家は伊勢街道に面したところもあって、比較的、伝統建築が残っているところですが、だんだんと建て替えも進んでいて、いずれはなくなってしまいます。 そうなると、景観も魅力的ではなくなってしまいます。 これからは、外国人の観光や国内外の移住者の獲得がまちづくりの大きなポイントになると思うので、景観の構築や保存も重要だと思います。 ともあれ、今回の事業に関しては、一つ一つプロセスが進んで、あとは最終段階を待つのみとなりました。 住んでいただける方が、現れますように!
by 3839ttsy
| 2024-07-09 14:38
| 建築
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||