建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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co-ba kamaishi marudaiのギャラリースペースekoba(エコバ)で、初の展覧会が開催されています。 ギャラリースペースとうたっていたのに出来てから、5年目でやっと開催できる運びになりました。 出展してくださった心優しい作家さんは、陸前高田出身で在住の濱口芽(はまぐちめい)さん。 なお、ギャラリーを運営しているのは、釜石の地域おこし協力隊ローカルベンチャーの伊藤詩恩さんです。 伊藤さんの誘致で、濱口さんの出店が決まったわけですが、もともと私も濱口さんと知り合いでした。 劇団もしょこむの初期メンバーの菅野結花さんの同級生で、菅野さんを演劇に誘った人なのだそうですが、その関係でお会いしたことがあったのでした。 …人名が複数出てきてややこしいですが、この後の話では、出展者の濱口芽さんだけ覚えておいていただければ大丈夫です。 さて、今回の個展は「シルエットの感触」という題名で、一般的に家の中にあるような家具や日用雑貨などに「ある加工」をほどこしたものになります。 ある加工とは包帯を巻くこと。 白い包帯を巻くことで、色がなくなり形もあいまいになります。 対象は雑貨のような動かせるものから動かせないもの、つまり、建物そのものにまで至り、床置きの作品は濱口さんがご自宅で製作したものですが、会期中にはco-ba kamaishi marudaiの建物一部までも、作品になっていきます。 具体的には、もともとテントが張ってあった骨組みの鉄骨が、だんだんと作品に仕上がっていっています。 濱口さんが在廊されている日に、ライブで製作されます。 以下は、濱口芽さんご自身の解説になります。 物の形を浮き彫りにする。 見慣れたものの形、頭に描く、物の形、それはどんな形だっただろうか。 触って確かめながら面積を拡張させていくこれには、 どんな姿、形、線が見えてくるのだろう。 そもそもなぜいろいろなものに包帯を巻くのか、聞いてみたところ、骨折して入院した時に思いついたということでした。 どれぐらいの厚さまで巻くのか、全部巻くのか、部分的に巻くのかなど、いろいろと試行錯誤があり、現在の作品にいたります。 作品を見ると、熟練の技と言ってもいいぐらい、綺麗に巻いてあります。 勝手にイメージや解説を加えると、作家さんの意図とずれる可能性が高いのですが、以下はあくまで私の感じ方になります。 このco-ba kamaishi marudaiの建物は、空き家になっていたお土産屋マルダイをリノベーションしています。 建物を購入した時は、建物の中はクモの巣だらけで、お土産などの物品もそのままになっていました。 それを片付けて、壁の塗替えなどのリノベーションを行いました。 濱口さんの作品は、空き家のままさらに50年、100年ほおっておいた状態をあらわしているように感じるのです。 以前、広島の古民家で開催された同じシリーズ(?)の作品を見せていただいて「絶対にco-ba kamaishi marudaiの建物と合う!」と思ったのでした。 現代アート作品は、見た人がそれぞれ感じたままにとらえるものですから、私の感想はともかくとして、ぜひご覧になってなにかを感じていただければと思います。 ****************** 濱口芽個展「シルエットの感触」 会場:ギャラリースペースekoba 釜石市大平町3-9-1 開催期間:2022.11.4(金)~12.4(日) 閲覧可能時間:open 10:00~16:00 ※火・水 定休日 入場料:無料 ******************* ギャラリースペースekobaでは、アート作品の出展を受け付けておりますので、出展されたい方は、ぜひご相談ください。
by 3839ttsy
| 2022-11-08 16:16
| co-ba kamaishi
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