建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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3年ほど前、病院に長期入院していた時、面倒を見てくれていた現在の妻が、キャットタワーを作りたいと言いました。 勤め先の林業の組合で、木材を使った商品開発をしており、また県内の企業さんで「ショップボット」という木を加工する機械を見学したばかりで(過去の日記)、それを使って作れないかということでした。 ショップボットというのは、パソコンで図形などを入力すると、その通りに切断、くりぬきなどが出来る機械で、基本的には板材を2次元的に加工するのが得意ということでした(3次元加工も可能だそうですが)。 その板(厚めのベニヤなど)を組み合わせて、椅子や机を作ったり、棚を作ったりすることが出来ます。 ダンボール模型のように、組み合わせたり、差し込んだりして組み立てるイメージです。 キャットタワーというと、円柱を何本か立てて、そこに水平の床をランダムに配置して、飛び移ることが出来るようになっているイメージだったので、板を組み合わせてどうやって作ればいいのかわかりませんでした。 考えていくうちに、細長い板を3枚立てて、その間に床になる板を差し込み、縦の板にところどころ穴をあけて通れるようにしたらいいのではないかと思いつきました。 次に思い浮かんだのが、建築家の藤本壮介さんの、正面が五角形の家の形をした立体が、ランダムに積み重なったトーキョーアパートメントという建築です(興味がある方は検索してみてください)。 藤本壮介さんの影響なのかわかりませんが、家の形を単純化したような五角形をデザインに使うことが、ちょっとしたトレンドだったこともあり、取り入れてみようかと思いました。 その結果出来たのが、この案です。 ツリーハウスのように、宙に浮いた家が、上下左右、交互に並んでいるという感じです。 猫がその家から家に移動できるように、縦板や横板に穴が開いています。 またベランダのように、外に突き出した部分もあります。 板の穴に板の突き出たところを差し込んで、簡単に組み立てられるようになっています(たぶんなっているはず…)。 また、作る過程でハンモックがあるといいという話を聞いたので、一番上には布をハンモック状に取り付けることにしました。 妻に見せたところ「猫を飼っている人に意見を聞いてみる」と言っていましたが、あまり反応がよくなかったらしく、それからはなしのつぶて。 どうやらボツになったようでした。 というわけでアンビルドになってしまったのですが、もしかするといつか自費で作るかもしれません。
by 3839ttsy
| 2020-07-27 15:21
| アンビルト
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