建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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目当ては海士町長の大江和彦さんのお話。 釜石で開催されている、NEXT KAMAISHIという団体の勉強会に、数年前から参加させていただいています。 そのことについては、過去の日記でも少し触れています。 勉強会は釜石に研究のために定期的に足を運んでいる、大学の先生が、ボランティアで指導してくださっています。 まちづくりに関する本を読んで、レポートを書くというもので、提出すると先生が添削して、書き直しをします。 国語の勉強にもなり、この年になって基本的な文章の書き方を教わる機会もないので、積極的に参加するようにしていました。 ある時、隠岐諸島の一つの島である海士町のまちづくりについての本が課題になりました。 それは、現在の前の町長、山内道雄さんの著書で「離島発 生き残るための10の戦略」というもの。 それ以来、破綻寸前の状態から、全国から注目されるまちづくりの先進地となった、海士町についての研究がはじまります。 読書レポートに留まらず、産業や財政についての調査を行い、最終的には海士町に視察に行くことになりました。 それが今年の3月初めでした。 海士町視察の顛末については、先生以外に私を含む3人の塾生がそれぞれ、パワーポイントを使っての発表を行い、釜石市役所やまちづくりに関心のある市民の皆様、20名以上が聴講に来てくださいました。 また、「海士町がなぜ売れたか」について、その3人と、途中で参加することになった、高校の先生1名がそれぞれレポートを書くことになり、それが今月ようやく完成しました。 レポートはA4で5,6枚というボリュームで、当初はそれほど多くはないと思っていたのですが、先生の指導の下、論理的な構成と、ちゃんとした文章で、引用著書なども明確にして書かないといけないため、なかなか苦しみました。 海士町に視察に行ったときは、お会いできなかったのですが、今日の講演会でぜひ大江町長にお渡ししたいという1人の塾生の要望により、期限としてそれまでにまとめるというスケジュールになりました。 講演会のお話は、勉強会でかなり詳しく調べていたので、知っていることも多かったのですが、平成10年ごろから現在に至るまでの取り組みを、パワーポイントの図を交えて説明いただいたので、これまで学んできたことのおさらいにもなりました。 また、文章で読むだけではわからない、町長自らの語りによる熱意や迫力が伝わってきて、あらためて感動しました。 本で読んだり、インタビューで聞いただけではよくわからなかったことも「なるほどそういうことか」と思うところもありました。 特に、町長は数年前まで行政職員として働いていたため、行政職員がどれだけ熱い思いを持って、人一倍働いてきたのかということがよくわかりました。 海士町は「ないものはない!」という言葉をキャッチフレーズとして掲げていますが、最後にその言葉についての説明がありました。 私にはどうもうまく説明できないので、あえて説明は書きませんが、知れば知るほど、見れば見るほど、ネガティブなものではなく、堂々として誇らしく感じるようになってくるので不思議です。 海士町について学ぶことは、これで最後になるかもしれませんが、大江町長の熱い話を聞くことが出来て、本当に良かったと思いました。
by 3839ttsy
| 2019-10-24 20:14
| まちづくり
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