建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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話は前後しますが、後遺症というほどでもないにせよ、生活に支障があることがありました。 それは、爪です。 抗がん剤治療が始まってから、爪が伸びるのが早くなりました(過去の日記)。 早いだけでなく、伸びてきた爪は、なぜか洗濯板のように波打っていました。 その理由はあとでわかりました。 退院してしばらくすると、抗がん剤治療を始めたころから生えてきた爪と、それ以前の爪が生え変わるようになりました。 なぜわかるかというと、以前の爪が指先に近づいたところで分離を始めるからです。 側面が割れ始め、中央の部分も亀裂が入ってきます。 伸びきってしまえばいいのですが、まだ指に付いている部分が割れてくるので、それを取ってしまうと深爪状態になってしまいます。 古い爪が伸びきって指から離れるまで、そっとしておかなくてはなりませんでした。 指によってバラつきはありましたが、2週間ぐらいの間は、ほとんどの指に絆創膏を貼って暮らしていました。 年が明けてしばらくして、全ての爪がはがれ、その時はすっきりしました。 抗がん剤治療が始まったのが、7月終わりだったので、5ヶ月ぐらいで爪が完全に生え変わったことになります。 生え変わった爪は柔らかくて、ある程度伸びると割れてしまうので、爪切りは頻繁に行いました。 洗濯板のように波打っていたのは、柔らかかったからだとわかりました。 強度が足りないため、爪でシールやセロハンテープのようなものをはがしたり、爪を引掛けて何かを開けたり、持ったりすることが出来ず、少し不便でした。 さらに5ヶ月ほど経った5月に、また同じように爪の分離が始まり、絆創膏を貼って暮らしましたが、2週間ぐらいで全部はがれて、今度はようやく普通の爪の状態に戻りました。 頭髪のほうは、退院後2ヶ月ぐらいで元に戻りました。 3回目の一時退院の時に打ち合わせをした劇団の公演は(過去の日記)、負担がかからないようにと、脚本のAさんがセリフの少ない、無口な人という設定の役を割り当ててくれました。 スキンヘッド状態だと、キャラが立ちすぎて支障があるのではないかと心配しましたが、3月18日の公演の時には、すっかり元に戻って、無事つとめることが出来ました。 いつも公演の前は、1ヶ月ぐらいダイエットをするのですが、この時はまだまだやせていたので、その必要はありませんでした。 思い返してみると、白血病の症状が出始めた時も、公演のためにダイエットをしていたので、しばらくの間、そのせいで体力が低下したと思いこんでいたのでした。 2月28日、大船渡病院で2回目の検査があり、感染の恐れがあるために、念のために飲むことになっていたと思われる薬は、この日から飲まなくてもよくなりました。 だいぶ健常者に近づいた気持ちになりました。 とはいえ、退院してからもずっとしていたマスクは、冬の間はするようにしていました。 DIYで整備中のシェアオフィスの作業中は、粉じんの防止のためでもありました。 3月の後半あたりから、オープンに向けてシェアオフィスの作業が忙しくなりました。 週末は1日フルで作業をしましたが、午後5時になると疲れ切ってしまい、それ以上は出来ませんでした。 予定していた4月には、工事が遅れたこともありオープン出来ず、5月の連休中に完成を目指していました。 4月の終わりごろから、ほとんど毎日作業に追われ、だんだんと疲れがたまってきました。 のこぎりで木を切ったり、釘を打ったり、ペンキを塗ったり、腕を使う作業を長時間行うと、CVポートが埋めてあるところが痛むこともありました。 しかし、なんとか体調も崩さずに5月連休中に、完成までこぎつけることが出来ました。 前の年の9月にオープンする予定でしたが、入院のために半年以上遅れました。 とはいえ、病気から立ち直り、新規事業がスタートできたことは本当にうれしいことでした。 口の中を噛んでしまい、口内炎が出来ることがありましたが、自覚症状として現れたのが、口内炎だったこともあり、治るまでは、いつも心配でした。 どういうものか、以前は口内炎が出来ると、かなり痛くて苦しんだのですが、退院後は出来てもそれほどひどくならず、比較的早く治るようになりました。 口内炎が治ると、再発していない証拠だと思い、毎回ほっとしました。
by 3839ttsy
| 2019-02-07 22:34
| 白血病からの復活(闘病日記)
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