建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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退院の翌日は、比較的穏やかに暮らしました。 彼女と一番美人の看護師Kさんに教えてもらった、釜石の南隣り大船渡のカフェに行き、おすすめの肉汁たっぷりハンバーグを食べました。 斜面に民家がならんだ小さな集落の中にあり、なかなか見つけにくいのですが、海とのどかな集落の風景が見えるロケーションも素晴らしいお店でした。 その頃は、あちらこちらの木に実った柿が見えていて、海の青とのコントラストもよかったです。 その後、さらに南下して陸前高田に新しくできたアバッセ高田に行きました、地元の仮設で運営していて再開した商店などや、スーパー、本屋さんが並ぶ複合施設で、コミュニティスペースもありました。 そのコミュニティスペースが、建築家伊東豊雄さんが設計したという建物で、思いがけずいいものが見られました。 一方、記憶によればその辺りに、同じく伊東豊雄さんが関わった、仮設に住む人のための集会所「みんなの家」があったはずなのですが、かさ上げに伴いすっかり地形が変わって、なくなっていました。 夜は家で、彼女の作ってくれたきりたんぽ鍋を食べ、早めに就寝しました。 翌日10月29日は、前回の退院の時にイベントで塗り替えたシャッターを、もう一度塗りました。 自分でペンキなどを塗ったことがある人はわかると思いますが、塗装は一度では仕上がらないことが多いです。 1回目の塗装だけでは、まだ地が透けていたので、2回塗りを行うことにしたのでした。 この時はハロウィンが近いということで、仮装DIYイベントということにして、参加者を募ったところ10名近い人が参加してくれました。 みんなでシャッター塗装をして、お昼はたこ焼きパーティーをしました。 シャッター塗装が終わると、今度は四分の一ほど残っていた、シェアオフィスの床張りもしていただきました。 日が暮れるまで作業していただいて恐縮でしたが、予定より3ケ月遅れで、ついにシェアオフィスの床が完成しました。 私は足手まといになりそうだったので、床張りには手を出さず、体力がないなりに、休み休みしながら、前日買っておいた2×4(ツーバイフォー)材を切って、机の製作をしたりしていました。 机は入院中に、彼女が人出を募って2台作ってくれたのですが、あと2台必要でした。 その後は、我ながらスケジュールをつめすぎのような気もしましたが、所属している劇団のミーティングへ。 このミーティングは、3月の公演のためでしたが、私は出演できるかどうか、この時点では、まだわかりませんでした。 次の日は、入院中に下書きをしてあった、釜石大観音仲見世構想2017のwebページをチェックして公開したり、ブログの更新(過去の日記)をし、昨日に引き続き机と、イスの組み立てをしました。 イスは既製品でしたが、多少の組み立てが必要でした。 夜には彼女に心配されましたが、気仙沼で開催されたイベントに参加。 陸前高田のさらに南、車で1時間以上の距離でしたが、無事、行って帰って来ることが出来ました。 ところで、車の運転は出来るのですが、ちょっとした問題がありました。 それはシートベルトが出来ないこと。 右胸の上のほうに埋め込んである、点滴のためのCVポートに、シートベルトが丁度あたって痛いのです。 仕方がないので、本来の位置と違うのですが、脇の下にはさむような形で、シートベルトを着用していました。 もしパトカーに止められたら、事情を言って許してもらうしかないかなと思っていましたが、幸い止められることはありませんでした。 CVポートは右腕を使う作業にも影響し、重いものを持ったり、繰り返し力を使うと後で痛くなります。 退院後5日目の10月31日、机と椅子の組み立てが完了し、ケーズデンキで掃除機を買ってきて清掃を行い、シェアオフィスの2階の体裁がとりあえず整いました。 プリンターとwifi、電源はもともとありましたが、床が半分しか仕上がっていなくて、まだ工事中という感じだったのが、オフィスっぽくなりました。 その後、仕事場のほうへ行き、設計だけして、工事のほう(監理)をバトンタッチしてしまっていた建物の仕上げを選びました。 設計段階では、仕上げの色などは決めないで、工事の段階で決めるのが通例です。 その部分を人に任せると、イメージしていたものと違うものになってしまう可能性が高いため、出来る限り選びたいと思ったのでした。 バトンタッチしたTさんはセンスのいい人なので、任せても大丈夫だろうとは思っていましたが、やはり自分で選べてよかったと思いました。 明日から再入院、いよいよ最後の治療になります。
by 3839ttsy
| 2019-01-04 19:57
| 白血病からの復活(闘病日記)
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