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話がやや前後しますが、入院したばかりの時に、最近は「がんばらない治療」が推奨されていると、先生がおっしゃっていました。 具体的には痛みに対して、それをやわらげることを積極的に行っていくということです。 例えば、歯医者さんが来てくれたりするのも、本来の治療とは関係のない副作用に対してのケアです。 そして、最も象徴的なのは「麻薬」を使うということでした。 よく痛みをやらわげるために「モルヒネ」を使うという話を聞きますが、そういうことのようです。 私の場合は、胸というか、鎖骨の下ぐらいに「麻薬シール」を貼ってもらいました。 日記によると1日のことでしたが、口の中の痛みが耐え難いので、存在は当初から教えてもらっていたのですが「もし辛ければ、今それを使ってもいい」と言われ、貼ってもらうことにしたのでした。 どういう「麻薬」なのかはわかりません。 それから1回目の退院の直前まで、数日ごとに貼り換えつつ、ずっと左右どちらかの鎖骨の下にシールが貼ってある状態でしたが、どっちにしても痛いのは痛いので、効果があったのかどうかも不明です。 つまり、そんなに強いものではなかったのでしょう。 抗がん剤治療が始まって10日をすぎると、やはり髪が抜け始めました。 私の実物を知る人は、もともと髪なんかないじゃないかと言うに決まっているのですが、そうではありません! 頭頂部だけではなく、後頭部や側頭部もです(怒) …と先手を打ってキレ気味に書いてみましたが、実物を知らない方は、お気になさらず。 8月4日には床屋さんの出張サービスで、バリカンで頭を刈ってもらいました。 どうやら病院内に床屋さんがあるらしく、そこから来ていただいたようなのですが、あまり本格的なものではないのか、ちょっと粗さを感じました。 なにしろ、刈った後、頭をぬれタオルで拭いただけで、水で流さないので、枕が毛だらけになりました。 とはいえ、毛だらけになるのは、この時だけではなく、毎日そうなりました。 シーツを変えるのは週に1回だけなので、髪を掃除するために彼女にガムテープを買ってきてもらい、丸めて指を入れてペタペタ取るのが日課になりました。 頭髪は1回目の抗がん剤治療で全部抜けたわけではなく、4回するうちにほとんどなくなりました。 最終的には、むしろスキンヘッドのほうがいいと思い、髭剃りで剃ったりしていました。 頭髪だけではありません。ありとあらゆる毛が抜けます。 足の毛も腕の毛も、脇の毛も…お察しの通り(?)股間の毛もなくなりますし、まさかとは思いましたが、眉毛、まつ毛、鼻毛までも抜けました。 退院する頃にはマトリックスのキアヌリーブスのように(我ながらいい例えです)、何も体毛がない状態に。 むしろ、ずっとこのままのほうが清潔感があって、いいんじゃないかと思ったりしましたが、残念ながら(?)退院して2ヶ月ぐらいすると、ムダ毛も含めて、すっかり元に戻りました。 髪はあまり伸びなくなったような気がするのですが、爪は普段より何倍もの早さで伸びました。 後でわかるのですが、治療中に伸びた爪は、健全な爪と分離して、しかもふにゃふにゃでした。 退院してからも半年ぐらいは、正常な状態になりませんでした。 「爪が伸びるのが早いんです」と先生に言っても、そういう副作用があることは知らないようでした。 そう、先生もわからない、知らない副作用が、いっぱいあるのです。 例えば、白ソックス地獄と関係があるのかないのかわかりませんが、ある時から膝の少し上が痛くなりました。 一時はかなり痛くて、膝が曲げられないようになりました。 いろいろ調べてもらって、CTスキャンまでしましたが、結局原因がわかりませんでした。 血液の状態が回復すると、なんともなくなりました。
by 3839ttsy
| 2018-11-08 22:31
| 白血病からの復活(闘病日記)
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