建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
全体 建築 プライベート 意匠 東日本大震災 Blanc-Co 尾崎100年学舎 足りない活字のためのことば展 戦争遺跡保存 劇団もしょこむ mori-to-tetsu 釜石大観音仲見世リノベーションPJ co-ba kamaishi 白血病からの復活(闘病日記) まちづくり アンビルト みちのく潮風トレイル 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2023年 11月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 more... 最新のコメント
|
さて、7月21日から25日ぐらいまでのことをランダムに書きましたが、ここからはメモ帳に書いてあることにしたがい、なるべく時系列に書いていきたいと思います。 26日は抗がん剤治療の3日目。 やはりちょっと気分が悪くなりました。 時間帯によってなんともない時もあり、食事を全部食べられる時と、残してしまう時がありました。 私の場合、風邪をひいて熱がある時でも、食欲がなくならないのですが、最初の抗がん剤治療は、ややきつかったようです。 2回目以降の治療では、食事が食べられなくなることはありませんでした。 そしてこの日、私を苦しめたことの1つ「白ストッキング」が始まります。 足の血栓を予防するという、いまいちピンとこない目的だったのですが、非常に窮屈な白いストッキングをはかされました。 長さとしてはサッカーのストッキングと同じぐらいで、ふくらはぎをぎゅうぎゅうと締め付けます。 それを24時間、ずっと履き続けなくてはいけなくなりました。 これが地味に辛くて、看護師さんに体をふいてもらう時だけ、脱ぐことが出来るのがささやかな幸せになりました。 履くのも大変で、細腕の看護師さんに履かせてもらうのが悪いような感じでした。 どれぐらい辛かったのか、のどもと過ぎれば熱さもなんとやらで、今はあんまり思い出せないのですが、7月28日、29日のメモを見ると「白ストッキング地獄」と書いてあります(笑) また26日の日記には、釜石のシェアオフィスで使っている机(過去の日記「ソーホーズブラケットで机を制作」参照)のディテール(部分的な詳細図)が、フリーハンドで書いてあります。 その他には、一日中おしっこが出て、寝ていられないということも書いてありました。 点滴が大量に投与されるので、ほおっておいてもおしっこは頻繁に出るのですが、体重計に乗って、先生が指示する体重より重いと、さらに「利尿剤」を投与されます。 すると、たちまちおしっこがしたくなって、1時間ぐらいの間に、何度もしびんを使うことになります。 腎臓が疲弊するのか、腰のあたりが痛くなったりもしました。 27日には彼女が見舞いに来て、机のフリーハンド図面をスケッチブックに書き、渡しました。 彼女はシェアオフィスの整備を、私の代わりにやってくれていて、この図面を元にワークショップという形で、手伝ってくれる人を集めて、机を作ってくれるのでした。 病院というところは、何ごとも突然で、心の準備をさせてくれないところだと、このころからだんだん気づき始めるのですが、28日には再び骨髄穿刺がありました。 朝の回診で「11時から骨髄穿刺をします」と突然言われました。 前回は右の腰の骨から取りましたが、今度は左からです。 この骨髄穿刺は、抗がん剤治療が終わるたびに行われるのですが、終わるといつも体の半分が汗だくになりました。 処置が終わると「圧迫します」と言われ、なにか固いものをテープで張り付けられます。 止血のためには、一定時間、患部を圧迫をするのがいいということが、この入院で、もう一つわかったことです。
by 3839ttsy
| 2018-11-05 17:54
| 闘病記録
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||