建築・企画・設計・監理
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今朝、鈴鹿を出発し、お昼ごろに花巻空港に着きました。 そこから釜石に行くまでにちょっと寄り道を。 先日の日記に書いた、「荒俣宏・高橋克彦の岩手ふしぎ旅」を読んで気になったところ、丹内山神社へ。 といっても実は、本で読んだだけでなく、むしろ、たまたま同時期にある人からすすめられたことがきっかけです。 フェイスブックに丹内山神社のご神体をアップされていて、その投稿にコメントしたら「呼ばれているから行きなされ」(意訳)と言われていたのでした。 今日は、山は紅葉に包まれ、天気は穏やか、少し寒いものの風がなく、日が当たるとあたたかい、絶好の参拝日和(?)。 行ってみて驚きました。 人気のない山里に、こんな立派な神社が。 大きな木に囲まれ、少し足を踏み入れただけで、まさにパワースポットという風情。 境内は階段で何層かに分かれていて、各層に立派な建物があります。 一番上の本堂には見事な彫刻が施されていました。 建物の体裁は、神社と言うよりは寺院と言う感じ…というか寺院そのものです。 神仏混淆の時代の名残を色濃く残しているという感じですね。 そして、その後ろにありました。 アラハバキ大神の巨石。 巨石の上には大きな木が。 私の眼力では、なんの木かわかりませんでしたが^^; この巨石には、ちょっとした隙間があって、ここをくぐることが出来ると、大願成就、受験に合格などのご利益があるそうです。 私にはあまり関係ないですが、安産の願いが叶うということもあるようでした。 誰もいないのをいいことにくぐってみました。 果たして大願成就はなるでしょうか。 先月の宅建試験の前に行っておけば、受験に合格したかもと思うと、もう少し早く知っていればと悔やまれます(笑) ところで、あまり聞きなれないアラハバキ大神というのは、東北地方で信仰されている神様で、おそらく神道以前の神様のようです。 教えてくださった方が言われるには、縄文時代の神様で、岩手の各地で見られる巨石信仰とかかわりがあるとのことです。 その話を聞いて、熊野の速玉神社を思い出しました。 速玉神社は現在は新宮市の比較的開けたところにありますが、もともとは現在神倉神社となっているところにある、ゴトビキ岩が起源です。 さらに思い出してみると、熊野市にある花の窟(いわや)も、巨石と言うか巨岩がご神体ですね。 私は以前から、熊野は東北と同じく、縄文文化が色濃く残っているところだと思っていたのですが、そういうところにも共通点があると思いました。 そしてこちらはあくまでも偶然の一致だとは思いますが、丹内山神社で、これまた熊野で見たのと同じ光景を見ました。 それは沢が、錆びたような赤茶色に染まっているところです。 どこかで見たと思っていたのですが、ついさっき思い出しました。 三重県の紀和町に銅山の遺跡があり、そこの沢が同じような色に染まっていたのでした。 丹内山という名前からしても、金属が含まれた鉱物があるんでしょうね。 今調べてみたところ「丹」というのは硫化水銀鉱のことだそうです。 だからなんだということは、特にないのですが「そうかそういうことか!」と独り合点したというお話でした~^^;
by 3839ttsy
| 2016-11-06 19:04
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