建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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久しぶりにこすもすさんに行きました。 釜石ではこすもすさんで通じますが、正式にはなんというんでしょうか。 創作農家レストランこすもすでいいのかな? こちらにはなんとも形容のしがたい公園があります。 アーティスティックというか、クリエイティブというか、プリミティブというか? あまりにも独特で、一度見ると忘れられないような感じです。 ランドスケープデザイン、遊具、あずまやのような建築物、ベンチ、隣の工場の壁画、いずれもオリジナルで、不思議な生命感があります。 最近新しく出来たのか、既成のものとおぼしい遊具が出来ていました。 一応木ではあるようですが、プラスチックも使ってあります。 公園を整備しているスタッフの方に聞くと、既成の遊具はあまり人気がないそうで、スタッフのみなさんが考えて作った遊具のほうが、人気があるそうです。 思い出してみると、子どもの頃って、遊具を想定されている使い方通りに使っても、すぐ飽きてしまって、自分たちで遊び方を考えました。 してみると、大人が遊び方を想定して、完成された遊具は、面白くないのでしょうか。 あるいは、創造性とかオリジナリティというものを無意識に感じるのかもしれませんね。 なお、こすもすさんの三大デザインといえば、滑り台と、展望台と、地面にうがった大きな穴(?)ですが、その中でも一番凄みを感じるのは、やはり滑り台です。 枝が張ったままの木の一部を、そのまま使うことは思いつくかもしれません。 しかし、それをさかさまに使って、そのまま滑り台の足にするなんて。 さらに、頂点の幹の枝を落としたところを鼻とみなし、口らしき切り目を入れ、帽子をかぶせて擬人化(?)しています。 今日、初めて気が付きました。 帽子はお釜なんですね。 こんな発想は、まさに逆立ちしても私には出そうもありません。 震災後にここに立ち寄った、外国人の方がデザインして、作ったそうです。 この公園のもう一つの特徴は、こういった遊具や、建造物が徐々に、いろいろな人の手で作られて、寄贈されていることで、それなのに不思議と調和がとれていることでしょうか。 前述の公園スタッフさんは、地元の方ですが、造園や大工をされている方がいて、その方のデザインもなかなかうならされます。 なぜか自然にアーティストが集まるようですね。 今ではここを訪れる人は、年間5万人だそうで、60kmぐらい離れた宮古から遊びに来る人もいるそうです。 団体バスなどで来た親子が、その後、家族のみでまた来ることも多いそうです。 確かにこんな公園は、岩手のみならず、日本全体を探してもなかなかなさそう。 例えるなら…ガウディの設計したグエル公園でしょうか!? リピーターが多いのもうなづけます~ 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2016-05-27 22:05
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