建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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気が付くと、しばらく本を読んでいなかったような気がしますが、鈴鹿への行きかえりに読み終えました。 Blanc-Coのワークショップに来ていただいた、Kさんに教えていただいたのですが、フェイスブックで友だちがシェアしていたりもしたので、いい本なのかなと思って読むことに。 ベストセラーになっているせいかAmazonでは中古しかなかったのですが、イオンタウン釜石のさわや書店さんにありました。 木下斉さんの「稼ぐまちが地方を変える」という本です。 木下さんは、既存の不動産を活用して、まちおこしや地域活性の活動をされている先駆的存在のようです。 おそらく、Blanc-Coの活動も、間接的に影響を受けているのではないかと思います。 タイトルの通り、地域活性のためには「稼ぐ」ことが重要と書かれています。 イベントなどはいくらやっても、一時の自己満足に過ぎず、利益をあげる事業をしないといけないということですね。 これにはちょっと「ドキッ」とさせられますね。 まずは、稼ぐよりイベントで活動を知ってもらって…みたいなアプローチを自分たちも考えていたので。 ちなみにゆるキャラもダメだそうです。 こちらも何年か前に、某団体で携わったような…^^; もう一つ重要なことで、我々Blanc-Coが出来てないことが、不動産オーナーさんが、率先して動かないといけないということ。 確かに、先日のリノベーションまちづくりシンポin花巻を主催されていた花巻家守舎さんも、不動産オーナーさんが主体になって立ち上げているし、講師の大島芳彦さんも、同じことを言われていました。 昨日の日記にも書いたように、我々が壁に当たっているのも、まさに積極的な空家オーナーさんがいないというところなんですね。 もう一つ、これも最近、いろいろなところで聞く話ですが、全国チェーン店などを入れずに、地域の資本で、地域の物を売って循環させるようなことが重要とも書かれています。 ちょっと話は違うかもしれませんが、鈴鹿の建設業界で起こった現象も、一つの例だと思います。 市の大型物件を、全部大手ゼネコンなど外部の会社に発注してしまい、その間に地元の工務店が軒並み倒産してしまいました。 直接的な原因とは言えないかもしれませんが、大きな原因の一つではないかと思っています。 やはり行政にもこういう心構えをしていただかないと、地域経済はやせ細っていくということですね。 かといって、行政になんでもしてもらおうという考えは、むしろ厳しく禁じています。 民間の人間がまず動いて、行政を動かすべきで、行政サイドとしては、そのために規制を緩和したり、やりやすいように条例などを整備すべきだということです。 さらに「補助金は毒薬」とまで謳っていて、これにも「ドキッ」とさせられます。 いい活動をしていても、補助金が入ったとたんにダメになった事例があげられていました。 確かに東北のほうでは、緊急雇用や復興事業費が打ち切られたとたんに、活動が苦境に立たされるケースもあるようです。 また、補助金を受けることで、制約が多くなり、何が目的だったのかわからなくなることも懸念されています。 鈴鹿の活動にしろ、釜石の活動にしろ、いろいろと、軌道修正しなければならないこともあるなぁと思ったりしました。 地域活性の教科書のようで、なるほどベストセラーというのもうなづけます。 読んでよかったです~ 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2015-06-19 18:45
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