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先日の日記に書いたように、ビルマの竪琴という映画を昔、断片的に見た記憶があったのですが、改めて見てみました。 中井貴一さんが、若い! なぜ、この映画が印象に残っていたかというと、たぶん、他に見たことのある戦争映画と違うからなんですね。 他の戦争の映画は、悲惨さや残酷さを描いていたような気がするのに対して、この映画は物語の中心人物が死んだりせず、仲間同士の友情を描いていて、牧歌的な雰囲気があるからなんですね。 もう一つは、音楽や歌が重要な役割をしているところでしょうか。 戦争の中で、歌が重要な役割をしている物語というと、だいぶ違うジャンルではありますが、昔のアニメの「マクロス」がありますが、それに通ずるものがありますね(…あんまりないかな^^;) でも、記憶とはかなり違う内容でした。 中井貴一さん扮する、水島上等兵の所属する部隊は、歌を歌いながら各地を転戦するようなイメージがあったのですが、そのような状況は序盤で終わり、捕虜となって、日本に帰るまでの内容がほとんどの時間を占めていました。 だから、悲惨なシーンが少ないんですね。 とはいえ、水島上等兵が捕虜になってから、終戦を知らず、まだ戦っている部隊を説得に行って、その部隊が全滅するという無残なシーンもありました。 ちなみに、その部隊の隊長は、11月に亡くなられた名優、菅原文太さんでした。 さすがの存在感でした。 なお、有名な映画なので、ご存知の方が多いと思いますが、水島上等兵の所属する部隊は、隊長が音楽学校の先生だったため、隊員に合唱を教えて、歌を歌うことで戦争の辛さをやわらげるという、一風変わった部隊でした。 それが、この物語の最大の魅力となっている部分ですね。 石坂浩二さん扮する、井上隊長の人柄がまた素晴らしく、知的で、音楽好きで、部下思いで、とても優しいんですよね。 こういう人が、本当に戦争していたのかなと思ってしまうのでした。 しかし、調べてみると、実際、そのように合唱で捕虜収容所を慰労して回っていた部隊があったそうですね。 ところで、昔見た時は、水島上等兵が、なぜ仲間と一緒に日本に帰らず、ビルマに残ったのかよくわかりませんでした。 物語の中でも、井上隊長は「なんとなく気持ちはわかる」と言っていますが、日本に向かう船の中で、水島上等兵のことを語り合う、他の隊員も、やはりよくわからなかったような雰囲気でした。 でも、ミャンマーで日本人墓地に行ってみて、水島上等兵が扮装した、オレンジ色の袈裟を来た僧侶も実際に見て、今はなんとなくわかる気がするなぁと思いました。 また、ラストシーンの「ビルマの土はあかい 岩もまたあかい」という言葉を見て、タクシードライバーのティンさんが、私にあかい土を手に取って見せて、何か言っていた(何を言ったかわかりませんでしたが^^;)のを思い出したのでした。 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2015-01-02 23:08
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