建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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かまいし未来のまちプロジェクトとして、おととしから去年にかけて、大々的に公共施設のプロポーザルが行われました。 そのために、釜石にはたくさんの建築家が訪れ、実際に設計を行いました。 ところが、ご存じの通り、東北のみならず、全国的な建設ラッシュに伴う、建設費の高騰で、実現が難しく、中止になった工事もありました。 そして、これから発注される予定の、件のプロポーザル物件も、実現が危ぶまれています。 考えてみると、そうした有名建築家がかかわる華々しいニュースは数多くあったものの、今のところ、実現したのは仮設の集会所のようなものしかありませんでした。 それらは確かに素晴らしい建築なのですが、あくまでも仮設なので、いずれなくなってしまう可能性が高く、結局は何も残らないのではないかという不安を感じたりしていました。 しかし、ついに確実に実現しそうな建築が、姿を現し始めました。 最初のプロポーザルで選ばれた、平田晃久さん設計のこども園です。 プロポーザルの時は、確かにこども園とうたってありましたが、今はどうも法律の壁があるためか、幼稚園になったという話を聞いたような気がします(あいまい^^;)。 いずれにしても、ここまでくれば、建物としては実現間違いなしですね! 併設される予定だった災害公営住宅は中止になり、ともすれば忘れがちですが、こちらが残っていたんですね。 天神町のこの場所には、旧釜石第一中学校の建物があったのですが、解体されて、空き地のまま長い間放置されていました。 ようやく動きが出て、いよいよ本格的に復興が始まったという感じがします。 希望の光ですね。 実際のところ、釜石には建物が次々と出来始めていますが、それほど目新しいような建物はなく、「復旧」しているだけという印象です。 やはりこれを機に、優れた都市計画や、建築が実現するなど、なんらかのアドバンテージを持たないと、本当の意味での「復興」は厳しいのではないかと感じています。 もちろん、ハードが全てと思っているわけではありませんが、建造物、建築物は長く町に残り、作り直すのが難しいものです。 そして、それらに手を入れられる機会は、他の地域にはないわけですから、その機会を大いに利用すべきと思います。 こちらに続いて、鵜住居、唐丹の学校、市民ホールも実現することを祈るばかりです。 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2014-10-12 17:16
| 建築
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