建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
全体 建築 プライベート 意匠 東日本大震災 Blanc-Co 尾崎100年学舎 足りない活字のためのことば展 戦争遺跡保存 劇団もしょこむ mori-to-tetsu 釜石大観音仲見世リノベーションPJ co-ba kamaishi 白血病からの復活(闘病日記) まちづくり アンビルト みちのく潮風トレイル 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2023年 11月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 more... 最新のコメント
|
今日は、前から行ってみたいと思っていた、尾崎神社の奥宮と奥の院に行ったのですが、今日の日記では、その前編というか、序章にあたる部分を書くことにします。 尾崎神社は、来月行われる釜石まつりの、ご神体がまつってあるという、釜石の中でも重要な神社なのですが、けっこう複雑な構成になっています。 同じ名前の神社が4社あるのです。 もともと「奥の院」というところが、自然崇拝か何か、原始的な信仰の神社だったのだろうと思うのですが、現代においては立地が問題で、車で行くことが出来ません。 三陸沿岸は、長く突き出た半島と、その間の湾の連続、いわゆるリアス海岸になっているのは、ご存じの通り。 内陸方面から、湾の部分までが、人が住んでいる部分で、半島の先にいくほど、民家は少なくなり、先端のほうには、ほぼ民家はありません。 民家がなければ、インフラは整備されず、道路もありません。 尾崎神社のある尾崎半島は、釜石湾の南に位置し、車で行けるのは、尾崎白浜というところまでで、そこから先端までの約6kmは、山道のようになっています。 その途中の4kmほどのところに奥の院があるのでした。 それではいろいろと困るということで、そこから1.5kmほど尾崎白浜方面よりの、青出し浜というところに「奥宮」が出来たのだと思います。 なぜならそこには、港があり、車では行けませんが、船で行くことが出来るのです。 しかし、それでもやっぱりちょっと不便ということで、民家のある尾崎白浜に「本宮」が出来たのでしょう。 自然信仰から発生した神社は、この構成になっている場合が多いように思います。 すなわち、ご神体のあるところから、もっとも近い町に、サテライト神社(?)が、日常的に参拝出来るように存在するというスタイルですね。 ちょっとややこしいのは、中間に奥宮を作ってしまったところですね。 さらに事態を複雑にしたのは、前述の釜石祭りだと思われます。 近代に始まったお祭りのようなのですが、お祭りのときに、ご神体を、尾崎白浜を飛び越して、釜石市街まで船で運んで、おみこしに乗せ、市街地を練り歩くというスタイルから、そちらにも、ご神体のよりどころとなる神社が必要になったのだろうと思います。 それが、尾崎半島の反対側の半島の根元、浜町にある「里宮」です。 昨日、今日の参拝のための前哨戦(?)として、その里宮に参拝しました。 以前、釜石祭りの初日に行われる「宵宮まつり」を見に行ったことがあるのですが、それ以来でした。 行ってみると、夕方5時を回っていたので、門が閉まっており、賽銭箱もありませんでした。 ともあれ、門の中のご神体を思って参拝。 …した後に、手を清めていなかったことに気が付き、事後ですが手水舎へ。 そこで一緒にいた誰かが、屋根を指さします。 見ると、どういうわけか、鬼瓦がパンダでした。 なぜパンダ? 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2014-09-28 21:01
| 尾崎100年学舎
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||