建築・企画・設計・監理
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というのも、日本にない文化だと感じたからです。 市街地の中は、中世ごろのものと思われる(少なくとも様式的には)、古い建物が立ち並び、その間を狭い路地が通っています。 その路地を歩いていくと、不意にとても大きな広場が現れます。 そのスケールは、建物が密集している地域にしては、想像を超えるほど大きいものです。 情緒的にうまくコントロールされているような感覚があるんですね。 そしてその地域には(けっこう広い範囲なのですが)、車は、おそらく一部をのぞいて侵入出来ないようになっていて、歩いて散策するようになっています。 広場には露店などがあり、そこにいる人はオープンカフェで食事をしたり、ちょっとした階段や、低い石の垣のようなところに座ったりして、ゆったりと過ごしています。 私も日本国内のあらゆるところへ行ったことがあるわけではありませんが、こういう雰囲気、構成の街は、国内では見たことがないと思いました。 そして、何とも言えない、居心地の良さを感じたのでした。 つまり、建物単体ではなく、街全体として「いいな」と思ったのでした。 なぜ、そんなことを今日の日記に書くことになったかというと、建築士会の会報を見ていたら、会員のコラムの中で「広場バカ」と自称する都市計画家の方の寄稿があったからです。 その方はヨーロッパに留学していたようで、東京に戻った時「なぜ東京には広場がないのか?」と思ったそうです。 それから広場のデザインの勉強を始め、現在も日本の都市の広場の可能性について、考えをめぐらせているそうです。 震災復興、そして東京オリンピックと、新しいまちづくりが進められる中、こういった方の活躍で、魅力的な広場が計画され、整備されるといいなと思います。
by 3839ttsy
| 2013-12-25 15:19
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