建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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今日は釜石のボランティアだったのですが、作業が終わった後、鵜住居地区防災センターに遠くから来たボランティアさんのために、寄ることになりました。 先日の日記で、解体が始まると書いたのですが、今朝、ボランティアの現場に向かう途中、ラジオで解体が延期になったと聞きました。 住民の方から、強い反対があったため、市長が年内は保留することに決めたということでした。 200名以上の方が、そこに避難して亡くなったという、釜石の中でも最も悲劇的な場所なのですが、遺族の方の感情も人によって違うようです。 最初に震災を後世に伝えるものとして保存するという意見があったのですが、見たくないから壊して欲しいという遺族の方々の反対意見が多かったため、解体が決まったという経緯だったのでした。 中に入ると、前回来た時(7月8日の日記)はなかったと思うのですが、2階の大広間の壁に手紙が貼ってありました。 妊娠中の娘さんを亡くしたという、遺族の方の手紙でした。 月命日(毎月11日)に、ここに来ているので、どうか壊さないで欲しいという内容でした。 私はいずれも想像が出来ないのですが、これまでは、遺族の方が見るのが辛いから壊して欲しいと言うのだから壊したほうがいいのだと思っていました。 全く反対の気持ちの方がいらっしゃるのを知って、どうするのがいいのかわからなくなりました。 その手紙ともう一つ、同じ部屋にあったのが、写真の壁に書いたメッセージ。 前回は気がつかなかったのですが、去年と今年の日付があるので、前から書いてあって、今年はその下に書いたのでしょう。 文面から察するに、高校生ぐらいではないかと思います。 鉛筆で「母さんへ」と始まる、短いメッセージが、同じ日付で書いてありました。 悼むより、気遣うような内容です。 もしかすると、その日が誕生日なのでしょうか。 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2013-10-13 18:33
| 東日本大震災
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