建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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8月9日に起こった東北の豪雨災害で、県内の雫石町などで住宅被害が多かったらしく、災害ボランティアを募集しています。 釜石のボランティアチーム023からも、そちらのほうへ応援に行ったりしています。 私も今週末にはそちらに行こうと思っているのですが、行った人の話を聞いて、一つ問題に思っていることがあります。 それは、床下の泥出し作業にあたる確率が高いということ。 木造住宅の床下には、だいたい高さ50㎝前後の空間があって(写真)、人が入ることが出来るようになっています。 そこをほふく前進で進んで行って、泥を出すのだそうです。 写真のように人が通れるように開けてある狭い穴を通り抜けて、奥に行かなければならないところもあったということでした。 仕事でも、耐震診断や耐震補強の調査の際には、基礎の位置を調べるために床下に入らなければならないのですが、それはもっぱら他の人、つまりN君に頼んでいました。 なぜなら、私は閉所恐怖症なのです^^; そういう狭い空間に入るのを想像するだけでゾッとします。 それに気がついたのは、中学生の時に誰かを掃除道具入れに入れて、みんなで扉を押えて閉じ込める遊び(いじめではありません^^;)が流行った時。 自分がするのはいいのですが、自分が閉じ込められる立場になったとき、恐怖心でものすごく暴れてしまったのです。 押えていた友だちもビックリして、思わず押える手を放しました。 我がことながら、こういう反応はどこかで見たことがある。 当時の人気アニメ「うる星やつら」の登場人物、面堂くんが、押入れなどに閉じ込められると「暗いよ、狭いよ、怖いよ~」と泣き叫ぶのと同じだったのです。 それまでは、面堂くんのお約束シーンを「ははは」と笑って見ていましたが、それからは同情して笑うどころではなくなりました。 高校に入ると、教室の机とイスが、一体になっているのがダメでした。 大きさにある程度余裕があれば良かったのですが、足を入れてしまうと、狭くてほとんど動かすことが出来ず、50分の授業の間、なんども冷や汗が出ました。 入学して早々でしたが、高校をやめるしかないと思いました。 1週間ぐらいすると慣れましたが。 私の場合、恐怖心が波のように周期的に襲ってくるようで、一つの波を超えるとしばらく大丈夫なのですが、また波がやってくると恐怖としばらく戦うということを繰り返します。 波が来た瞬間は、掃除道具入れに閉じ込められた時のように、暴れ出したくなる衝動にかられます。 掃除具入れの他に例を挙げると、3列シートの車の後ろの列が、ちょっと苦手です。 それもあまり広くない、7人乗りぐらいのタイプだとかなり危険です。 窓があかないし、前の人がいると出られないというところがダメなんですよね。 記憶にあるもので一番つらかったのは、MRI検査です。 10年ぐらい前だったか、腰が痛くなって病院に行ったら、椎間板ヘルニアの恐れがあるから、MRI検査をするということになりました。 その機械の上に寝て、検査が始まる直前に、貼り紙が目につきました。 そこには「閉所恐怖症の人は先に申し出てください」というような文言が。 しかし、時すでに遅し。検査は始まってしまいました。 こうなったら目をつぶって寝るしかないと思って、実際に寝たのですが、どれぐらい経ったのか、機械の動く音で起きてしまいました。 それでパッと目をあいたら、目の前10cmぐらいのところに、機械があって、腰のあたりまで覆っているのがわかりました。 冷や汗が吹き出して、思わずずりずりと下って、逃げたくなる衝動にかられました。 知らなかったのですが、MRIの検査というのはずいぶん長いものなんですね。 たぶん、30分以上はあったと思います。 その間、波のように襲ってくる発作(?)を押えこみながら、なんとか動かず耐え抜きました。 しかし、思い出してもゾッとする体験でした。 最近あったのは、ある団体の催しで、メンバー用の駐車場から、現地まで冷凍車で運んでもらった時です。 一緒に乗った人が5,6人いて、最初は何ともなかったのですが、真っ暗だし、だんだんと寒くなってきて、外に出たくても外からでないと開けられないと気付いた瞬間、また恐怖が。 すぐに着いたので、ことなきを得ましたが、結構ギリギリでした。 「キルビル2」という映画で、ヒロインのユマ・サーマンが生きたまま棺桶に入れられて、埋められてしまうというシーンがありましたが、本当に恐ろしかったです。 9.11のテロを題材にした「ワールドトレードセンター」という映画で、主人公のニコラス・ケイジが、崩れた建物の中に生き埋めになるのですが、それもダメでした。 いろいろな恐怖症がありますが、原因は、前世で死んだ時の記憶が残っているのではないかと考えています。 高所恐怖症は高いところから落ちて、先端恐怖症は矢か何か尖ったもので刺されて、閉所恐怖症は生き埋めで死んだに違いありません。 変わったところでは、ある建物の設計で仕上げに黄色を提案したところ、お施主さんが黄色恐怖症なのでダメだと言われたことがあります。 黄色恐怖症とは初めて聞きましたが、その方は、前世で黄色の服を着た人に殺されたに違いないとおっしゃってました(笑) ちなみに、N君ばかりに床下に入ってもらって悪いようですが、N君は高所恐怖症で、屋上など高いところの点検はもっぱら私がやります。 2人でようやく一人前と言う感じですね。 ずいぶんと話が横にそれましたが、そんなわけで、雫石のボランティアにはやや躊躇しているのでした^^; 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 旧ホームページ 新ホームページ
by 3839ttsy
| 2013-08-27 17:20
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