建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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この本、映画化したんですよね。 なんとなく前から題名が気になっていたのですが、先日、移動のときに読む本を探していたら、電子書籍で500円だったので購入しました^^; 以下、ネタバレ注意ですm(_ _)m 読み始めて気になったのが、登場人物の方言です。 この名古屋弁と、関西弁の中間のような方言は、ひょっとして三重県の北部かな?と思いました。 作者の方の出身を見ると、残念!(?)三重県ではありませんでした。 岐阜県でした。 不思議なことに、三重県は名古屋から近いのに、名古屋弁の要素があんまりないんですよね。 あるとしたら、桑名市ぐらいでしょうか。 そうかぁ、岐阜なら、なるほど納得です。 作者の朝井リョウさんは、なんと平成生まれ。 この作品が書かれたのは、2,3年前のようなので、20才ぐらいでしょうか。 高校時代のことを思い出して、書いたんでしょうね。 私の高校時代は、間もなく四半世紀前になろうとするほど昔ですが^^;私たちの高校時代と違うなぁと思うこともあるけど、むしろ、共感したり、思い出したりすることのほうが多かったです。 青春時代というのは世代にかかわらず普遍的なものなんですね。 一つのテーマは、クラスには「上」のグループと、「下」のグループと、それ以外のグループがあるということでした。 「上」のグループとは、要するに運動が出来て、オシャレでモテるグループ。 「下」のグループとは、要するに運動が出来なくて、モテないグループです。 う~ん、確かにそんな感じでした^^; でも、バレー部のキャプテンで、もちろん「上」のグループの桐島くんが、バレー部をやめることによって、その「上」とか「下」に微妙な変化が生まれます。 その辺りが、なんかリアルなんですよね~ もう一つ特徴的なのが、各章で主人公が入れ替わり、同じ場面が違う視点で描かれたり、前の章でイマイチわからなかったことが、後の章で明らかになったりすることです。 毎回、「ああ、この子が、○○くんの彼女だったのか」とか、「あの場面の真相はこうだったのか」という発見があって楽しいです。 全ての発端は「桐島」が部活をやめたことで、そのために、周りの人の環境がいろいろと変わってしまうのですが、本人は一度も出てきません。 そして、一番最後の章では、桐島くんの事件と全く関わりのない、昔の話が出てきて、そこで終わります。 「えっ?終わり?」って感じです。 なんだか、最後まで意表をつかれる小説でした~ (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2012-09-10 21:32
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