建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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名古屋ボストン美術館で「レンブラント版画展」を見ました。 レンブラントという名前は、聞いたことがある気がしますが、作品を見たのは初めてでした。 今回は版画展ということで、基本的にモノトーンのものばかりです。 西洋にこんな(地味な?)芸術があるとは知りませんでした。 レンブラントの版画は、銅版にキズをつけたり、薬品で腐食させたりした原版にインクをつけて紙に写し取ったものでした。 中でもエッチングという技術をよく使っているようです。 そういった技術のことはよくわかりませんが、細い線で濃淡をつけていく感じは、現在のボールペン画に通ずるものがあるような気がします。 ただし線の太さは針で引っ掻いたように細いものもあれば、丸まった鉛筆で書いたぐらいの太さのものもあるようで、一つの絵にも、異様に細かいところや適当に省略された部分がありました。 そういうものの使い分けによって、いろいろな表現方法があって、なかなか奥が深いものです。 驚いたのはレンブラントの母の肖像画などが、写真のようにリアルなことでした。 また、うす暗い中に明かりがあったり、曇った空に一条の光が指す光景なども、黒のインクだけで表現しているとは信じられないほどリアルです。 レンブラントは美術品の収集癖や、愛人問題のもつれなどから、借金がかさみ、ついに破産してしまうそうなのですが、その直後の絵は、文字通り「お先真っ暗」という感じで、紙のほとんどの部分が黒く塗りつぶされた、夜の絵ばかりになります。 実にわかりやすい変化ですね。 でも、その真っ黒い絵がまた雰囲気があって、そしてやはりリアルです。 ここまで夜の暗さの感じを表現できている絵(油彩などを含めて)はなかなかないように思います。 そんなことからも、この人がスゴイ天才だということはなんとなくわかりました。 機会があれば、油彩のものも見てみたいですね~ (有)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2007-10-28 00:05
| プライベート
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