建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
全体 建築 プライベート 意匠 東日本大震災 Blanc-Co 尾崎100年学舎 足りない活字のためのことば展 戦争遺跡保存 劇団もしょこむ mori-to-tetsu 釜石大観音仲見世リノベーションPJ co-ba kamaishi 白血病からの復活(闘病日記) まちづくり アンビルト みちのく潮風トレイル 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2023年 11月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 more... 最新のコメント
|
この本はいつ買ったのか定かではないのですが、たぶん3ケ月以上前だと思います。 「日本の一番長い日」台湾旅行の間に、ようやく読み終わりました。 ここ何年か、意識的に戦争中の小説を読んでいますが、なんとなく日本全体にそういう雰囲気があるのを感じているせいかもしれません。 最近、映画になったんですね(だから読もうと思ったわけですが^^;)。 終戦の前日、8月14日から玉音放送があった8月15日までの24時間の出来事を、御前会議とそれにかかわる人物、軍の動きを中心に描かれています。 なかなか進まなかったのは、登場人物が多いことと、時間の経過を考えれば当たり前ですが、話がなかなか進まなかったことが、大きな理由でしょうか。 一つのストーリーを追っていく物語なら単純ですが、いくつものストーリーが同時並行に進む物語は、ちょっと根気がいります。 また、注釈が多いのも苦手です^^; そんな感じで、ちょっと読んでは寝てしまいということが続いて、結局何か月もかかってしまいました。 感想としては、なんというか、壮絶でした。 同じ日本で、こういうことがあったとは信じられない感じだし、登場人物も同じ日本人とは思えません。 みんな命がけだし、最後に自決する人物も多数でした。 テレビなどで、なんども聞いたことのある玉音放送が録音されて、放送されるまでの間に、あわやクーデターになりかけたという宮城事件があったことも知りませんでした。 私は原爆を落とされ、B29のような、鈍重そうな爆撃機を自由に国土の上空を行き来させている時点で、負けが確定したものと思っていたのですが、陸軍はそう考えておらず、昭和天皇が直々に降伏を決める(聖断)までは、本土決戦をする気満々だったんですね。 現実的にはソ連が宣戦布告してきたことが、降伏の最大の要因のようですが。 なんだか信じられないですね。 もしソ連が参戦しなかったとして、原爆をもっと何発も落されたり、本土までアメリカ(連合?)軍が上陸していたら、どうなっていたんでしょうか。 24時間という短い時間でポツダム宣言の受諾を決め、速やかに世界と、国内に発信したことで、軍部が暴走をする隙を与えなかったということのようですね。 結果的にはギリギリの段階で敗北を認めたことが、その後の日本の復興と発展につながったと思いました。 そして、太平洋戦争は無謀で過ちだったという論調を見ますが、この一瞬に関しては、日本という国の真価を見せたのではないかと思ったのでした。 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2015-12-07 22:04
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||