建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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今、木造住宅を中心として、鉄骨造などにもよく使われている外壁材は、窯業系サイディングと呼ばれる種類のものです。 一戸建て住宅ではほとんど、それが使われており、住宅以外の商業建築などにも使われていますね。 この外壁の特徴は、どんな模様でも作れることで、タイル、レンガ、石、木、左官仕上など、あらゆる既存の外壁のテクスチャを表現できます。 といっても、凹凸加工と、塗装によるもので、近くで見ると、そのものと見間違えるほど精巧なものではありません。 もう一つの特徴は、なんといっても安いということ。 他の外壁材と比較すると、圧倒的に安いです。 これより安いものとなると、昔からある「トタン」ぐらいでしょうか。 厳密には昔のトタンとは、メッキの成分が違ったりしますが、見た目は同じようなものです。 波型であったり、木の模様がプリントしてあったりするものですね。 新築でそういった外壁を使うのは、好まれないのか、最近はあまり見たことがありません。 なお、同じような鋼板でも、凹凸が大きく、釘やビスが見えないように貼ってあるものは、窯業系サイディングよりも、むしろ高価のようです。 そんなわけで、普及率の非常に高い、窯業系サイディングですが、個々のパターンについてはそれほど偏った傾向はありませんでした。 ところが、ここ数年、非常によく使われる製品が現れました。 それがニチハの「キャスティングウッド」という商品。 窯業系サイディングを作っている会社は、日本に何社あるのかは把握していませんが、ニチハとKMEW(クボタ松下)で、ほぼシェアを独占していると思います。 シェアトップのニチハでも、これほどのヒットは今までなかったのではないかと思うぐらい、よく使われていますね。 かくいう当所でも、設計させていただいた木造住宅で、2軒ほど使用させていただいているお家があります。 (もっとも、当所が提案したのは、いずれも本物の木材だったのですが^^;) なぜよく使われるかというと「本物に見える」の一言に尽きると思います。 木を切り出してラフに整形したような模様ですが、古材を寄せ集めたようなランダムな感じでもあります。 やはり近くで見ると、本物に見えないことに変わりはないのですが、少し離れて見ると、本物かイミテーションかわかりません。 今まで何の模様であれ、本物かどうかわからないようなテクスチャのものはありませんでした。 なぜそう見えるのか、不思議なのですが、模様が単調でなく、変化に富んでいるからではないかと思います。 開発にけっこう手間をかけたのかもしれないですね。 ちなみに、なぜサンプルがあるかというと、近いうちに釜石に、また一つ、これを使った建物が出来るということです(笑) 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2014-09-25 19:52
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