建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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ちょうど2年前に、釜石市内の小中学校及び、幼稚園の解体設計の業務をさせていただきました。 解体設計というと奇異に感じるかもしれませんが、公共施設の場合は、そういう業務があるんですね。 図面を描くというよりも、予算を計算するのがメインの業務になります。 全ての部材を分別して、体積や重量を計算するので、けっこう手間がかかりますが、そうしないと正確な計算は出来ないんですね。 一般の人から見ると、ちょっと信じられないような作業ではないかと思います。 数量を計算するのは、解体のみならず、新築でも同じですが、就職して初めて、上司からその作業をするように言われた時は、そんな面倒なことをしなければならないのかと驚きました。 それはさておき、このころ、震災からまだ1年半ほどで、設計業務は急を要するものばかりでした。 解体設計は、中学校一校と、小学校二校、と幼稚園でした。 それを1ヶ月半ほどで、設計しなければならなったため、かなりキツイ業務でした。 (普通のペースで3,4ヶ月はあってもいいと思います) ウチは設計事務所としては、徹夜は少ないほうだと思いますが(めったにありません^^;)、さすがに提出前には徹夜しました。 その時、解体設計した4ヶ所のうち、中学校と、小学校1校は、その後、まもなく解体されましたが、残りは最近、解体が終わりました。 写真は、最後に解体された尾崎小学校の敷地です。 こちらは、解体前の写真です。 少し前に解体された話を聞いたのですが、半島の奥のほうにあって、なかなか行かないところなので、見に行く機会がなく、今日、初めて現場を見ました。 校舎だけでなく、体育館や、用務員室、設備関係の付属建屋から、遊具やフェンスも、全て撤去されていました。 2年前に現地調査をしたことが思い出されました。 現地調査だけで、2人で3日かかった覚えがありました。 設計をした物件の、工事が終わってないと、ちょっと気持ち悪いところもあって、やっとあの時、解体設計した建物が、全部解体されたという感覚もありますが、こうしてみると、学校がなくなるというのはなんだか切ないですね。 これから、ここに木造1戸建ての災害公営住宅が建つのだと思います。 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2014-09-16 17:31
| 東日本大震災
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