建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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アマゾンで注文し、昨日の朝、受け取ったのですが、夜11時頃から読み始め、午前2時過ぎに読み終わりました。 本を1冊、一日で、しかもほとんど休憩もなく、読んだのは久しく記憶にないことです。 事前に、ある程度の予備知識があったこともあるかもしれませんが、その他の要因としては、読み心地の良さというものがあると思いました。 登場人物はそれぞれ、幸せでない境遇、中でも1人はとてつもなく過酷な運命を背負った境遇の持ち主なのですが、使われている言葉や風景が、柔らかく優しい雰囲気で、暗い雰囲気を感じません。 題名の「あん」というのは、本の表紙に描いてある女子学生の名前かと思いましたが、そうではなく、手に持っている食べ物に関わることでした。 つまり、どら焼きの「餡」でした。 餡をめぐる物語でもあることが、柔らかく優しい雰囲気を作っているのかもしれません。 いつも、本の感想を書くときは、おかまいなしにネタばれをしてしまうのですが、この本に関しては、ぜひ読んでいただきたいと思うので、内容についてはここまでにしたいと思います。 この本を読むことになったきっかけは、最近、この日記によく書いている、足りない活字のためのことば展でした。 以前の日記に、釜石みんなの家かだってでの、朗読会のことを書きましたが、その時、いらっしゃっていた、詩の提供者のドリアン助川さんの著書なのです。 実は、この展覧会に関わるまで、ドリアン助川さんを存じ上げなかったのですが、有名な方なのですね^^; その関係で、主催者の方などに、この本がよかったということを聞いたということもあるのですが、もう一つは、住田展の時に、現物が展示してあって、その装丁にひかれたということもあります。 実際に手に取った、紙などの質感もよくて、そういう点でも読み心地が良かったような気がしています。 ドリアン助川さんの詩や文章には、展覧会や朗読会を通して、触れることになったのですが、朗読会の状況をフェイスブックに書いてらっしゃるのを読んだ時、表現力の素晴らしさに驚きました。 同じ体験をしているのに、自分とはなんて違うのだろうと思いました。 …当たり前だとは思いますが^^; ドリアン助川さんは小説家であると同時に、詩人であるということも関係しているのだと思います。 私は詩というものをほとんど理解せずに、この歳まで来てしまったようなところがありますが、ここに来て初めて、言葉を使った芸術なのだと、知ることになったのでした。 「あん」を読んでも、やはりそのようなことを感じました。
by 3839ttsy
| 2014-06-28 08:47
| 足りない活字のためのことば展
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Comments(3)
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まさ
at 2014-06-28 11:08
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所長さん、こんにちは。記事読みました。言葉を使った芸術。所長さんのお言葉も素晴らしいですね。まさにそんな感じですね。あと、絵本もそんな感じですよ。幼児や情操教育、忍耐力であったりとか絵本は実は歳を重ねたときこそ読んでみると言葉と絵が渾然一体となって多くの発見がありますから。あと、所長さんのツイッターも拝読しましたが、LEDを最初に用いたミュージシャンは小室哲哉さんのようですね。彼が中国ツアーをした際に国内より先に使用したという話があります。あと、スクリーンに映像を映すことが多くありますが電気系統の節約のために大型LEDスクリーンを照明の代わりに用いたりしてるようです。
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まさ
at 2014-06-28 11:12
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何度もごめんなさい。Oさんはお元気にされてますか?所長さん、スタッフの皆様もお身体に気をつけてお仕事頑張ってくださいませ。
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3839ttsy at 2014-06-29 23:01
まささん、コメントありがとうございます。絵本は大人になってから見ることはあまりありませんが、子どもの時に見たのとは違う印象になるでしょうね。小室哲哉さんがLEDを初めに使用したということは知りませんでした。スタッフOは元気です。ありがとうございます。
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