建築・企画・設計・監理
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直接的ではないのですが、そういうきっかけで読むことになったのが、この本です。 帯に書いてあるように、本屋大賞1位になったという、百田尚樹さんの「海賊と呼ばれた男」です。 ポイントは本屋大賞1位というところで、一昨日の日記でも少しふれた、堀江貴文さんの「金持ちになる方法はあるけど、金持ちになって君はどうするの?」で、書店店員が選ぶ本屋大賞の本は、面白い本が多いと書いてあったのです。 それで、本屋大賞を調べていたら、この本が1位だったというわけです。 なるほど、確かに面白いですね! 12月7日に買ったのですが、上下2巻を2週間ほどで読んでいるので、私としては異例の早さです。 平均的には、だいたい月1冊なので^^; 読んでいる間は、毎晩、家に帰るのが楽しみになりました。 石油会社の出光興産(小説の中では国岡商店)の、創業から戦前、戦時中を経て、オイルショックの少し後ぐらいまでの活躍を描く内容でした。 こう書くと、難しくて、とっつきにくいような感じがしますが、物語の展開がドラマチックであるせいか、難しいような感じはせず、読み始めた瞬間から引き込まれます。 ちなみに始まりは、終戦のその瞬間、戦後の焼け野原からです。 敗戦によって国岡商店が危機に瀕して、そこから脱しようとするところが描かれ、その後、創業から戦時中の時代が描かれるという、流れになっています。 そういう意味では、今放映中のNHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」と似ていますね。 ごちそうさんでは、一番初めに、敗戦直後の瓦礫の街で、炊き出しのようなことをしている主人公が描かれ、その後、子どものころの大正時代あたりに戻って、物語が始まるという流れでした。 作者の百田尚樹さんは、元は放送作家をされていたそうで、テレビなどの演出を心得ているせいかもしれませんね。 創業者の国岡鐡造と、その社員が、戦争や時代に翻弄され、国内外の巨大企業との利権争いの中で、数々の苦境に立ち、それを乗り越えることで発展していく一つ一つの逸話を読むたびに、胸がすくような気持ちになります。 私も小さいながら経営者として、その哲学には共感すると同時に、学ぶところも多いです。 国岡鐡造の経営哲学は、社員を信頼し、家族だと思い、正しいことを貫き通す。 そして日本のために尽くすということです。 こう書くと、当たり前のように感じるかもしれませんが、厳しい時代の中で、これらを実践することの大変さは並大抵のことではないし、それによって得られる大きな報酬は奇跡のようでもあります。 とても真似出来ないとは思いますが、大きな目標が出来たようで、読んで良かったと思いました。
by 3839ttsy
| 2013-12-20 10:01
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