建築・企画・設計・監理
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久しぶりに市街地が冠水しているのを見ました。 釜石市街地では、地震による地盤沈下のせいか、満潮になると道路などで冠水するところがあります。 でも、最近はあまり見たことがなかったので、ちょっと忘れかけていました。 今日の夕方、その辺りを通ったら、ご覧のような状態。 昨日あたり満月だったので、大潮なんですね。 ちゃんと観察しているわけではありませんが、どうも秋ごろになると、潮位が増すのか、冠水するようです。 ここ半年ぐらいは見たことがなかったので、その時期は、冠水するところまで潮位が上がらないのかもしれません。 ちょうど満潮が近付いている時で、見ている間にも水がどこからか、どんどん湧き出していました。 こういうところを見ると、震災後からなんら事態が改善されているわけではないことを思い出します。 そんな中、今年度に入った辺りから、あちこちで建物の新築工事が始まりました。 去年はまだ市の規制があったせいか、それとも住民の方の津波への意識が高かったせいか、新築工事などはほとんどなかったのですが、今年は急激に増えました。 このペースだと、元の街に戻るのに、5年もかからないような気がします。 でも湾口防波堤もまだ復旧されておらず、2重防護壁となる予定のグリーンマウンドもまだまだ建設中です。 建てている方たちは、どういう考えなのか、それを当てにしているのかどうかもよくわかりません。 最近、どうも市の見解は、東日本大震災は1000年に一度の災害だから、100年もそこに建っていない建物に、その対策をするのは過剰だという意識に変わっているようです。 それはその通りかもしれませんが、多少の油断が生まれ始めているような気がしないでもありません。 釜石の中心市街地に関しては、仮に前回の津波の半分の高さでも、今、来られたら、確実にまた建物被害が出ると思います。 群馬大学の片田教授は30年以内に、前回の地震の反動による「アウターライズ地震」の津波が来ると予想されていました。 いずれにしても、集団的にも個別にも実効的な対策をしないまま(に見える)、街がどんどん復旧していることには、正直、とまどいを感じています。 幸せのデザイン (株)宮崎建築事務所 旧ホームページ 新ホームページ
by 3839ttsy
| 2013-08-23 22:18
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Comments(2)
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