建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
全体 建築 プライベート 意匠 東日本大震災 Blanc-Co 尾崎100年学舎 足りない活字のためのことば展 戦争遺跡保存 劇団もしょこむ mori-to-tetsu 釜石大観音仲見世リノベーションPJ co-ba kamaishi 白血病からの復活(闘病日記) まちづくり アンビルト みちのく潮風トレイル 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2023年 11月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 more... 最新のコメント
|
昨日の日記を書いた後、鵜住居の学校&児童館の意見交換会のほうも、やっぱり見学に行ってしまいました。 鵜住居は唐丹よりも規模が大きく、そのせいか参加者も多いです。 災害公営住宅も含めて、今まで見た中で最大の規模でした。 プロポーザルで決まった設計者は、シーラカンスアンドアソシエイツさん。 小嶋一浩さんと赤松佳珠子さんがいらっしゃってました。 …といいつつ、実は私、お二人のお顔を見るのは初めてでした。 特に赤松さんのほうは、市の職員さんが説明している時、スクリーンを差し棒で指していたので、同じく市の職員さんかと思ってました^^; 鵜住居は釜石で一番被害が大きかった町で、未だに住宅の再建などは全く出来る状況ではありません。 まずは地域の交流の場でもあり、災害時には避難場所としての機能も果たす、学校を作って、復興の第一歩とするというのが大きな目的でもあります。 建設場所は山を一部削って確保し、その土を低い土地のかさ上げに使うという、かなり壮大な計画です。 都市計画、まちづくりそのものにも大きく関わる内容のため、今まで見た中でも、もっとも活発な意見交換会だと思いました。 何と言っても、実に的確な意見が多いです。 ある人の手元を見たら、プロポーザルの最終選考に残った他の提案の資料も持ってらっしゃいました。 ホームページに掲載されているのですが、そこまで印刷して見ているとは、驚くほどの熱心さです。 鵜住居小中学校の旧校舎は、海のそばにあって、ほとんど最上階まで津波の被害がありました。 ところが、生徒、児童は声を掛け合い、助け合って、自らの意思で機転を利かせ、指定されていた避難場所よりさらに高いところまで逃げ、被害がなかったそうです。 そのことは「釜石の奇跡」と言われています。 そういう学校の再建であるため、「日本一の防災教育の拠点にしたい」と熱い意見も出たりしました。 また、ただ避難場所として機能するだけでなく、避難所としての機能、孤立した場合のエネルギー供給、食料の備蓄などについても、非常に実質的で、有効な意見が出ていて、机の上の紙がポストイットでうまるような状態でした。 シーラカンスアンドアソシエイツさんの案もダイナミックで素晴らしいですが、住民の方が熱心で、意見が的確なので、双方の熱意がかみ合えば、きっと素晴らしい学校になると思います。 今回は避難場所、避難所としての意見交換でしたが、次回以降は学校そのものの内容などもあると思いますので、今回同様、活発な意見交換が出来るといいですね。 (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2013-07-28 17:20
| 建築
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||