建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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釜石の復興プロポーザル第3段、唐丹及び鵜住居の小中学校の第1回意見交換会が、本日行われています。 行われているというのは、先程、唐丹の意見交換会が終って、今は鵜住居が始まるまでのインターバルなのです。 いずれも有名な建築家の方々が設計者なので、この際だから両方行こうと思っています。 とりあえず唐丹のほうについてです。 設計者はプロポーザルの結果、乾久美子建築設計事務所さんと東京建設コンサルタント設計さんの、共同設計に決まりました。 乾さんは雑誌などの写真を見て、キレイな方だと思っていましたが、実際はちょっとおどけたり、気安い雰囲気で、意見交換会も活発な意見が出ていました。 私は同じく唐丹に建てられる、災害公営住宅のプロポーザルで、いろいろと調べたことがあるのですが、唐丹地区というのは、なかなか地域の結束が固く、まちづくりに前向きで、和気あいあいとしたところだと感じていました。 乾さんが、釜石の人に聞くと「唐丹の人は家に鍵をかけない」と口を揃えて言ったそうで、それぐらいコミュニティがしっかりと形成されているんですね。 今回の意見交換会でも、終始、なごやかな雰囲気で、しかもなかなか素晴らしいご意見、アイデアが出ているようでした。 震災以前から学校で住民の方のための催しなども行われていて、10月2日に行われる「とうに(唐丹)の日」などがあるそうです。 もともと防災のための集まりだったそうですが、鮭汁という料理をふるまったり、スポーツなどの交流もおこなわれるそうです。 以前にも書きましたが、唐丹は明治の津波の時に、多くの家が高台移転をしており、ただ、今回はそれより大きい津波が来たために、高台にも被害があったのですが、そういう背景からも、すぐれたコミュニティであることをうかがい知ることが出来ます。 小中学校及び児童館の計画は、斜面に沿って、地形をあまり変えることなく、低層の校舎を複数作るというものでした。 おそらく3階建の棟は鉄筋コンクリート造なのだと思いますが、2階以下の棟は木造になるようです。 華美であったり、奇をてらったようなところはなく、丁寧に考えられていて、風景に溶け込む素晴らしい学校が出来そうです。 また、学校内を通って避難道が作られており、避難訓練や普段の散歩道などにも利用することが出来、学校と地域とのつながりを持てるようにと計画されているそうです。 前回のプロポーザルでデザインが決まった災害公営住宅と合わせて、唐丹の町が素晴らしいものになるのは間違いないという感じがしました。 なお、この意見交換会はあと2回行われるそうです~ (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2013-07-27 17:58
| 建築
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