建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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昨日からの現地調査つながりです。 現地で寸法を測る時、一番問題なのは、高さを測ることです。 ウチの事務所には、通称「如意棒」と呼ばれる、釣竿のような計測器があります。 水平の長さを測る場合は、50mとか100m伸びる巻尺があるから、大体測れます。 ところが、床から天井までの高さを測る場合は、上に昇れないと巻尺では測れません。 屋根の高さなども同じです。 そういう時のために、釣竿のように伸ばせるようになっていて、目盛りが付いている計測棒があるのです。 今手元にないので何m伸びるかわかりませんが、たぶん、10m以上伸びると思います。 その分、重たいですけどね^^; しかし、もっと天井や屋根が高い場合は測れません。 大きい体育館のような建物だと、もう測れないと思います。 そんな時のために、最近は便利なものがあるんですね。 それが、写真のレーザー距離計。 レーザーポインターのような赤い光が出て、それが当たっているところまでの距離が出る機械です。 技術的にはそれほど驚くべきことではないと思いますが、最近はコンパクトで、値段も結構安いものがあるんですね。 ウチではなく、お世話になっているカクタ設計さんが購入されたのですが、2万円台だったそうです。 たぶん、ウチにある如意棒より安いんじゃないでしょうか(笑) このレーザー距離計は、高さを測るのも便利ですが、もうひとつ優れたところがあって、水平の長さを測る場合でも、威力を発揮します。 例えば、工場などの大きな建物の、端から端までの距離を測りたい場合、障害物があって、巻尺が真っ直ぐ伸ばせない場合があります。 レーザー距離計は、水平でない距離からも、水平距離を計算で出すことが出来るのです。 つまり、斜め上の壁にレーザーを当てれば、水平距離が出るんですね。 原理はそれほど難しくなく、高校1年生ぐらいで教わる、三角関数です。 直角三角形の斜辺の長さと、直角以外の一つの角度(θ)がわかれば、残りの辺の長さが計算出来るというやつですね。 これは便利ですね! 大きい建物を実測する場合は、威力を発揮しそうです。 それにしても、私が就職したころ(平成7年)は、設計や現場はほとんど何もかもアナログで、使う機械と言えば電卓ぐらいだったのに、短期間の間にずいぶん事情が変わって、便利になりました。 パソコンも携帯も使ってなかったし、デジカメもなかったですからね。 一体どこまで便利になるんでしょうか。 (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2012-09-15 11:12
| 建築
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