建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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今日、元旦ビューティという屋根メーカーの営業さんがいらっしゃいました。 新しい太陽光発電パネルのシステムを開発されたということで、写真のような実演(?)もありました。 実のところ、太陽光発電を設置する建物を設計させていただいたことがなくて、あまり、詳しくはないのですが、太陽光のシステムというのは、思ったほど単純なものではないようですね。 ツイッターで、同業の方に教えていただいたのですが、現段階では、売電目的で設置するようなものだそうです。 発電した電気を自分で使うより、売ったほうが得だというわけです。 その秘密は、買う電気と売る電気の値段の差です。 住宅の場合、売電のほうは1Kwhあたり42円なのに対し、買うほうは21円前後、売るほうが約2倍の値段になるというわけです。 だから、発電した電気は全部売ってしまって、使うほうは普通に買ったほうが得だというわけです。 理屈はそうですが、なんとなく納得がいかないような気もします^^; ともあれ、太陽光発電というのは、自宅、あるいは自社の電気代を節約するというよりも、収益事業というイメージになっているようです。 従って、自宅に太陽光発電をつけることは、法律的にはどうかわかりませんが、実質的には個人事業をすることになるわけですね。 そしてやはり、そこに目をつける会社もいるし、また、国のほうも原発縮小のために、来月から企業向けの売電価格を高くするそうで、今後は企業による、太陽光発電事業が拡大するという予想があるようです。 また、それに伴い、公共施設の「屋根貸し」という動きも始まっているということ。 そんな、現状から、発電効率のいい太陽光パネルの開発競争もさかんで、元旦ビューティーさんも屋根メーカーとして、電気設備メーカーに負けない商品を開発したというわけですね。 仕組みとしては、太陽光発電のフィルムは、普通は片面しか使っていないのだけれど、実は両面に発電能力があるという性質を生かしたものでした。 太陽光のモジュールには、フィルムが入っているところと、透明なところがあるのですが、その透明なところから、下の屋根に光があたり反射します。 その反射した光も、裏側で受けて発電しちゃおうという発想だそうです。 片面だけ使うのと比べると、120%の発電能力が期待できるそうです。 建築のディテールを考えることが出来る、屋根メーカーさんならではのデザインですね。 機械のほうの性能でなく、建築的な発想で勝負という感じです。 一口に太陽光発電といっても、いろいろあるんですね。 これだけ普及してくると、そろそろ、太陽光を取り付ける建物を設計させていただく機会もありそうです。 それにそなえて、いろいろ勉強しておかないといけないですね~ (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2012-06-08 17:13
| 建築
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