建築・企画・設計・監理
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昨日はまた、プチ社員研修として、スタッフ全員で伊東豊雄さんの講演会に行きました。 名古屋都市センターというところでしたが、名古屋市ボストン美術館が併設されている、なかなか素晴らしい建物で、夜景も見えて、会場では伊東豊雄さんも近くて(笑)良かったです。 伊東豊雄さんとは、日本を代表する建築家のお一人です。 有機的というか、自然的というか、なんとも言えずソフトで、独特かつ複雑な建物を設計する方です。 その最たるものは、現在、建築中の台北のオペラハウスでしょうか。 外観は直線的ですが、内部は生物の体内のように曲面だらけで平らなところがありません。 ところが、そういう曲線や曲面を使った建物ばかりでなく、直線的、幾何学的な建物を作ったりもして、「これ」といった独自のスタイルがあるわけでもないようです。 そういうところが不思議だな~と思っていたのですが、今回の講演は、そんな疑問に答えるような内容でした。 伊東さんは「みんなで作る」ということが、建築の理想であると考えられているようです。 建築家は、どうしても作る側の気持ちにしかなれず、使う側にはなれない。 施工者もやはり同じ。 本当は設計の段階で、設計する人も、作る人も、使う人も一緒になってやったほうがいいとおっしゃってました。 実際は現在の資本主義社会のシステムでは、そういうことは難しいようですが、少なくともなるべく多くの人を巻き込んで、話し合いをして、建物を計画すべきと考えられているようです。 自己主張よりも、使う人のことを第一に考えるから、決まった形がないんだな~と思いました。 (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2011-12-13 14:05
| 建築
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