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こんな雑誌を買ってしまいました。 棲(すみか)という雑誌で500円…ですが、フリーペーパー並の厚さです。 この厚さとこの値段にむしろ心意気を感じてしまったところもあるのですが、それよりも、表紙に釘付けになってしまったのです。 以前の日記を読まれた方は、ご記憶かもしれませんが、これこそ元祖ホンモノのコルゲートパイプの家と、その作者、川合健二さん(故)なのです。 おまけに奥さんまで載っています。 川合健二さんのことはつい最近、石山修武さんという建築家の方が書いた本で知ったのですが、何十年も前から原子力発電の危険性を訴え、いろいろな発電システムを開発していた人だそうです。 都庁などを設計した丹下健三さんとも一緒に仕事をしたことがあり、建築設備の分野でも大いに活躍した人だそうです。 そういう話を読んで、すっかりファンになってしまいました。 いろいろと変わったことを考える人のようで「家を建てるのに借金をしてはいけない」とか「もっと安全で安く建てられるべきだ」といって、土木資材のコルゲートパイプを使った家を自作したそうです。 地震で地面が揺れても、盛り上げた土の上に置いてあるだけなので、船のように揺れを吸収し安全なのだそうです。 また人間と言うのはもともと穴の中に住んでいたのだから、今の家のような水平垂直の所に住むほうが歴史が浅いと言ったそうです。 なるほど~確かに。 すごい頭がやわらかい人だったんですね~ 初代コルゲートパイプの家以外にも、それに魅せられて自作したお家が何件か紹介されているのですが、中の写真を見て驚きました。 どれもデザインがすごいし、見たこともないほど豊かな空間です。 ただの筒状の空間が(楕円形ですが)、なんであんな雰囲気になるのか不思議です。 ポイントはいずれも自作で何年もかけて作って、現在も修理と改修を繰り返しているというところでしょうか。 新築などではとても再現できない「積み重なったデザイン」という感じでした。 コルゲートパイプの家、なかなか楽しそうかも。 (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2011-10-30 17:02
| 建築
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