建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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今日はずっと前から考えていた店舗設計の仕事を、ちょっとつめてやりました。 事務所は祝日でお休みですが、ヒネクレモノのせいか、こういう日に仕事するのが好きなんですよね。 電話も掛かってこないし、話し相手もいないのではかどります。 実はこの物件、ずっと長いこと考えていたのですが、一向に前に進みませんでした。 もう自分には無理なのではないかと思うところまで行ったのですが、今日は根本的な原因がわかり、一気に進みました。 もともとそんなに大きい仕事ではないから、方針さえ決まって本気でやれば数日で出来るんですけどね。 いつも新しい計画を考えるときは、全く何もない状態からなので「自分に出来るのだろうか?」という不安がつきまといます。 すぐに計画が思いつくときもありますが、今回のようになかなか思いつかないときもあります。 また、頭の中で考えている段階では、全てが曖昧で、何か思いついても「果たしてこんなことが出来るだろうか?」と思ったりします。 でも出来てしまえば、当たり前のようにそこに存在しているから不思議なものです。 そういうところが面白いんですけどね。 なんだか山登りに似ているな~と思います。 木が茂って暗い、急な山道を歩いているときは「この道であってるのかな?」とか「体力が持つかな?」という不安がつきまといますが、とにかく少しずつでも足を前に出していると、突然、明るくて見通しのよいところに出ます。 そこまで来ると頂上は間近。 頂上では最高の景色と、涼しい風が待っています。 計画設計の時は、いつもそういうイメージを持つようにしています。 どんな山でも、ひたすら登り続ければいつかは頂上につくんですよね。 ところで、「設計事務所は鉛筆一本で出来る仕事だからうらやましい」ということを言われることがあります。 まさか本気でそう思っているわけではないのでしょうが、確かに、実際に鉛筆一本で仕事するときもあるんですよね。 それが、今日やっていたような、最初に計画を考える段階です。 でも、その段階が、実は一番しんどいんですよね^^; 頭の中をひっかきまわして、パーツを組み立てたり、また壊したり、記憶の片隅にあるものを引っ張り出したり… 何かを搾り出すような感じでもあります。 「産みの苦しみ」と言われたりもするようです。 それも言いえて妙ですね。 鉛筆を置いてからは、時間はかかりますが、半ば自動的に出来て行くものです。 そう考えると鉛筆一本でする仕事というのも、あながち間違いではないのかも… あ、でも色鉛筆も欲しいかな^^; (株)宮崎建築事務所
by 3839ttsy
| 2011-09-19 18:23
| 建築
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