建築・企画・設計・監理
(株)宮崎建築事務所 〒510-0242 鈴鹿市白子本町5-29 TEL:059-368-3330 宮崎達也 HP:http://miyazaki-archi.nobushi.jp/ mail:3839ttsy@gmail.com カテゴリ
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今日の中日新聞に、鈴鹿市にある、旧日本軍の航空隊格納庫の解体が始まったという記事がありました。 なんとなく我々の世代は、戦争のことを知らされずに育ったのか、それとも単に勉強不足なのかわかりませんが、戦争のことを知らなさすぎると感じます。 30代になってから鈴鹿にも滑走路があったり、こういった戦争の遺跡があったりすることを知りましたし、歴史のほうも、北方領土や、普天間基地問題のことなどを通じて、ようやく太平洋戦争の歴史を少し垣間見るようになりました。 原爆のことなどは子どもの頃からよく聞いていましたが、恥ずかしながら、他のことはほとんど知らなかったです。 私は理数系の教科が好きで、社会が嫌いだったせいもあるかもしれませんが、それ自体もひょっとすると、日本の教育が戦争を「思い出したくない過去」として扱い、「未来」をイメージするものとして、むしろ科学に力を入れてきたからなのかなぁと思ったりします。 でも、最近は戦争に関する教育も、行われるようになってきたようですね。 昨日、父の一周忌だったのですが、法事の後の食事会の時に、祖母が小学校に戦争体験の語り部をしに行っていると話していました。 新聞記事によると、航空隊格納庫は保存を訴える市民団体の署名活動により、3棟のうち1棟が保存、移築することになったそうです。 この土地を再開発するということですが、何に使うのかは、まだ聞いたことがありません。 飛行機の格納庫というだけあって、広い無柱空間になっており、構造力学など学術的にも価値がある建物だそうです。 1棟だけでなく、3棟とも再利用出来ればいいのなぁと思ったりします。 解体が始まってから、私などが一人で何かを訴えてもどうにもなりませんが、ふと思いついたのが、戦争遺跡の博物館や公園など、教育と観光の施設として利用出来ないかということです。 戦争の歴史に関する教育は、もっとすべきだと思うし、そのために博物館のような施設があれば、社会見学などに利用できます。 現に修学旅行では、広島や長崎の平和記念公園に行ったりしますよね。 また、公園や観光施設を作れば、鈴鹿サーキットなどと合わせて、来客が期待出来るような気がします。 さらに、建物の再利用や緑地の設置などによって地球温暖化防止にも貢献できます。 (少なくとも、既存建物を壊して、新しい開発をするよりは…) う~ん、ちょっと考えただけでも、いろいろ使えそうです。 何かもったい気がしますね~ (株)宮崎建築事務所 ツイッターもやってます~
by 3839ttsy
| 2011-02-21 17:26
| 戦争遺跡保存
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